2023.09.19県内地価 28年連続で下落も新潟市の一部住宅地で上昇 JR新駅建設の効果も【新潟】
地価調査 新潟市は開発期待で上昇 下落幅は縮小
県は土地取引の目安となる 地価調査の結果を公表しました。県全体では28年連続の下落となりましたが新潟市では多くの地点で価格が上昇しています。
地価調査は県内530地点の7月1日時点の価格を調べたものです。
全体の伸び率はマイナス0.9%と28年連続で下落しましたが、下落幅は縮小しています。
価格が上昇した地点は去年より12地点増えました。
住宅地は去年より6地点多い63地点で価格が上昇しました。
1㎡あたりの最高価格は新潟市中央区水道町2丁目で17万1000円です。価格の伸び率1位は近くでJR上所駅の建設が進む新潟市中央区上所上2丁目でした。
■県用地・土地利用課 小田勝俊課長
「商業施設が多く立地していることとJR上所駅開業での開発期待感で需要が堅調に推移している」
商業地も再開発への期待感などから新潟市と長岡市の18地点で上昇していて、最高価格は23年連続で新潟市中央区東大通1丁目の57万2000円でした。
全国平均では伸び率が1.0%と地価上昇が顕著になっていますが、県の担当者は「新潟は他県に比べて新型コロナ禍の下落が大きくなかったため、上昇も緩やかになっている」と説明しています。