村上市のぶどうスキー場が3月9日に36年の歴史に幕を下ろし、多くのスキーヤーがゲレンデとの別れを惜しみました。

最終日のゲレンデは大盛況でした。

■村上市から
「難しかったけど楽しかった。」
■村上市から
「滑り納めだねってことと、ロッジの方でお昼も最後なんで食べたいねってことで来ました。」
■村上市から
「やっぱり近くでよく来てたんで悲しいですね、なくなるのは。」

村上市営のぶどうスキー場は、1988年に開業。36年にわたって親しまれましたが、近年の雪不足やリフトの老朽化などを理由に今シーズンでの営業終了を決めました。

■開業当初からスキー場に通う 赤島清一さん
「もう最後だから、あと滑れないな、この雪の感触、それから斜度のきつさ、それからスキーに伝わるスピード感とか、こういうのはちょっと感じられないかな。ここじゃないと。」

最終日はいつもより1時間長く、午後5時まで営業。約1300人が訪れ、今シーズンの来場者数は1万3230人となりました。

■開業当初から食堂で働く 菅原恵子さん
「やっぱり最初に始まった時みたいに、いっぱい大勢来てもらってよかった。

■30年近く食堂で働く 渡辺久美子さん
「言葉になりません、いい思い出です。」


最後には、松明滑走が行われ、花火で締めくくりました。

■山形から
「大好きなスキー場だったので本当にさみしいです。できればもっと長く来れたらよかったと思いますけど、本当に今日これてよかったです。」

■村上市から
「ありがとうぶどうスキー場！」

ぶどうスキー場の思い出は、多くのスキーヤーの心に残り続けます。