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2024.11.27知事の判断いつ?迫る柏崎市長-柏崎刈羽原発の再稼働めぐり【新潟】

知事の判断いつ?迫る柏崎市長-柏崎刈羽原発の再稼働めぐり【新潟】
2人の主張は平行線
柏崎刈羽原発の再稼働の焦点となっている「地元の同意」。柏崎市の桜井市長が、その判断を花角知事に迫る場面が目立っています。花角知事は「県民の信を問う」と繰り返し、2人の主張は平行線をたどっています。

2024年8月、桜井市長は柏崎刈羽原発の再稼働を容認しました。

■柏崎市 桜井雅浩市長
「東京電力ホールディングスから再稼働の要請がなされた折には、その要請にこたえられる段階に至った。」

11月の市長選で3回目の当選を果たすと、「民意」を背景に強気の姿勢が目立つようになりました。

■柏崎市 桜井雅浩市長
「地球温暖化・気候変動を防ぐという意味でも、再稼働は意義があると申し上げてきた。あとは、花角知事の決断だ。」

一方、花角知事は「判断のタイミングに至っていない」との立場です。再稼働の是非を判断する材料と位置づける県の技術委員会は、結論を出していません。さらに11月、国のデータを活用して原発事故が起きた時の被ばくシミュレーションを実施すると表明しました。

■柏崎市 桜井雅浩市長
「過酷事故が起きたときの被害想定のシミュレーションも今さら『さて、なんだろう?』という部分がある。」

「県民の信を問う」手法を明かさない知事に口調を強めます。

■柏崎市 桜井雅浩市長
「もうすでに禅問答を繰り返す時期ではない。」

一連の発言について記者から問われた花角知事は…

■花角英世知事
「桜井市長の発言、詳細を承知していないので、特にコメントすることはない。桜井市長のおっしゃった状況は、承知していないので…。」


先週、出雲崎町で開かれた知事と市長村長の懇談会。2人が顔を合わせましたが、「率直な意見交換」をうたう会合は非公開でした。終了後、報道陣の前に並んだ出席者の中に桜井市長の姿はありませんでした。

去り際に、市長が配った1枚の紙。
「『信を問う』具体的な方法をお示しいただきたい」知事に伝えたことが書かれていました。

■花角英世知事
「県のこれまでの議論の進め方をお話しただけです。(Q.やりとりは?)いや、それはないです。」

2人のすれ違いが解消する時は来るのか。再稼働を巡る自治体トップの判断に注目です。
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