2023.03.02空港の除雪に新戦力 人手不足補い周辺の安全管理をサポートする新システム導入【新潟】
人手不足に悩む空港の除雪に新システム
空港の滑走路の除雪には多くの人員が必要になりますが人手不足が懸念されています。問題解消のための 新しいシステムが除雪車に導入されました。
空港の除雪車は通常、運転を担当する「オペレーター」と車両周辺の障害物などを感知する「助手」の2人が乗り込みます。
労働力不足が深刻化する中、新たに導入されたのは「助手」の役割を担うシステム。障害物の接近や滑走路上の照明の位置などをオペレーターに知らせます。また、方向転換する際にはプラウと呼ばれる雪を押し出す装置を自動的に上げ下げして運転をサポートします。
2日はシステムを搭載した除雪車2台の試験運転が行われました。
■国土交通省 航空局 空港技術課 神武幸法 課長補佐
「助手が行っている安全確認をこのシステムが担ってくれることを期待している」
実戦への投入は次回の除雪から。来年以降、車両への搭載を順次拡大していくということです。