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2025.01.21職員の認識不足、地すべり対策工事費用膨れ上がり… 県議会の議決経ずに契約締結【新潟・糸魚川市】

職員の認識不足、地すべり対策工事費用膨れ上がり… 県議会の議決経ずに契約締結【新潟・糸魚川市】
県条例で5億円以上の工事については、議会の議決が必要と定めている
県発注の糸魚川市の地すべり対策工事について、県が県議会の議決を経ずに契約を締結していたと発表しました。県条例で5億円以上の工事については、県議会の議決が必要であると定められています。

糸魚川市北山で2023年4月に融雪により地すべりが発生し、県糸魚川地域振興局地域整備部が対策工事を発注しました。県条例で5億円以上の工事については、議会の議決が必要であると定められています。

契約を締結した当初は、約4億8300万円でしたが、地質調査の結果などを踏まえ施工費用が膨れ上がり、約5億2600万円になったということです。他の地域振興局でも契約額に変更が出る同様の事例があり、調査を進めたことで発覚。公共事業に関して、議会で追認をする事例は初めてだということです。

今回の原因については、糸魚川地域振興局などの関係職員が「工事請負契約の契約額が変更し、5億円以上になると議会の議決が必要」だという認識が不足していたということです。今後は、職員を対象に研修を実施し、2月議会で変更契約に関する追認の議案を提出する予定です。
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