2025.01.23“花粉症”と“インフル”同時発症に注意を、例年より早い受診が…【新潟】
今季の飛散量は昨季の1.7倍と予想
“花粉症”の季節がやって来ました。すでに医療機関を受診する人が出始めていますが、今年は“インフルエンザ”との同時発症に注意が必要です。
日本人の4割がかかっているといわれる“花粉症”。県内でも、すでに症状が出始めている人がいます。
■長岡市在住
「朝起きると鼻水がすごくて、くしゃみもある。医者から薬をいただいている。(Q.例年と比べて出始めは?)早いような気がする。」
■三条市在住
「鼻水が止まらない。今、受験生なので勉強している時に特に集中できないので困る。」
長岡市にある幸町耳鼻咽喉科。年明けから花粉症の症状を訴える人が増え、タイミングは例年より1週間から10日ほど早いそうです。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「私の体感では2週間ほど前から、1日あたり数人~2桁単位で症状があるという方が来ている。去年の夏が猛暑で日照時間が長かったことが要因と思われる。」
心配されるのが、県内で流行が続く“インフルエンザ”との同時発症です。
■幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長
「インフルエンザで傷んだ鼻の粘膜に花粉がさらされると、通常より症状が重く出ることがあると言われている。」
新潟を含む北陸地方では、今シーズンのスギ花粉の飛散量が昨シーズンの1.7倍になると予想されています。佐藤院長は、本格的な花粉シーズンを前に早めの受診や、手洗いやうがい・マスクの着用などの対策を呼びかけています。