2025.03.19若い感性でつくる13作品 版画日本一を決める「はんが甲子園」佐渡市で開催【新潟】
版画日本一を決める「はんが甲子園」
高校生が版画の腕を競う『はんが甲子園』が佐渡市で開かれ、日本一の高校が決まりました。
25回目となる『はんが甲子園』には、全国の予選を勝ち抜いた13校が出場しました。「佐渡は生きる」をテーマに3人が1組になり、3月16日から3日間で作品を制作しました。
19日の閉会式で優勝校が発表され、静岡県立伊豆伊東高校が日本一に輝きました。「永久に果てることなく」と題した作品は、世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」の象徴「道遊の割戸」に金を散りばめ、夕焼けの空にトキのシルエットが描かれています。高校生らしい構図と色使いが評価されました。
■伊豆伊東高校2年 大野未紅さん
「佐渡の人達が金山のことを強く思っていたり、歴史が語り継がれているのを見て、これからも人々の思いが続いていく、絶えないという思いで決めました。頑張ったので、優勝できて良かったです。」
若い感性で彫り上げられた13の作品は、4月から佐渡版画村美術館で展示されます。