2025.02.27表面が黒いと…雪庇やひび割れ“雪崩の予兆”をパトロール確認【新潟・湯沢町】
雪崩の予兆
大雪のピークを越え、気温が上昇するこの時期に警戒しなくてはいけないのが〝雪崩や落雪〟です。湯沢町では、雪崩の予兆がないかを確認するパトロールが実施されました。
大雪のピークは越えたものの、湯沢町にはあちこちに雪が残されていました。国道17号では、長岡国道事務所の職員などが雪崩の危険性がないかパトロールしていました。国道沿いの山を目視で確認し、雪崩の予兆とされる雪庇やひび割れがないか確認します。
■町田建設 松井富栄さん
「黒くなっているでしょ。あれは雪が移動したことによるクラック(ひび割れ)です。“全層雪崩”の兆候は現れています。」
管内で今シーズン国道に影響がある雪崩は発生していませんが、春にかけ気温が上がっていくこの時期に警戒しなくてはいけないのが〝全層雪崩〟です。
新たに降った新雪のみが落ちる〝表層雪崩〟と違い、気温の上昇により雪が溶けると地面との摩擦がなくなり、積もった雪が一気に滑り落ちます。雪崩が発生した際に国道まで雪が落ちないために柵を設置したり、雪崩の勢いを弱める堤防の役割を果たす雪の壁を作るなどして対策するという事です。
■長岡国道事務所 湯沢維持・雪害対策出張所 健名政博所長
「今から気温が上がっていく時期ですので、路面だけではなくて落雪等も考えられるので、周辺も注意して走行してほしい。」