おととし実施された衆院選の際に裏金を要求されたとして泉田裕彦衆議院議員が星野伊佐夫元県議を告発した問題についてです。新潟地検は24日、公職選挙法違反の疑いで書類送検されていた星野元県議を不起訴処分としました。

泉田議員が刑事告発したこの問題。おととし10月の衆院選の際、星野元県議に2000万円から3000万円の裏金を要求されたと訴え、音声データも公開しました。
去年9月に公職選挙法違反の疑いで書類送検された星野元県議。しかし新潟地検は24日付けで不起訴処分にしたと発表しました。不起訴の理由は明らかにしていません。

星野元県議はこれまで一貫して裏金を要求したことを否定していました。地検の発表を受けてUXの取材に対し「不起訴だと信じていた。このような形を迎えられたことをうれしく思うし、納得している。身も心も泉田さんから離れている。」と話しました。25日に会見を開くということです。

一方、泉田議員は不起訴処分について「県議選があり星野氏は立候補できずに社会的制裁を受けたことの結果と受け止めています。民主主義の根幹をなす選挙が金の力で左右されることがないよう期待します。」とコメントを発表しました。