UXニュースNEWS

2023.11.14酒造りのシーズン到来 しかしここにも猛暑の影響「固い」酒米 工夫で乗り越え【新潟・魚沼市】

酒造りのシーズン到来 しかしここにも猛暑の影響「固い」酒米 工夫で乗り越え【新潟・魚沼市】
創業350年の老舗・玉川酒造(魚沼市)
寒さが厳しくなり酒蔵では仕込みのシーズンを迎えています。しかしここでも夏の猛暑の影響があり蔵人は頭を悩ませています。

魚沼市の創業350年の老舗・玉川酒造。
代表銘柄の一つ「越後ゆきくら」はこのほど関東信越国税局の鑑評会の吟醸酒部門で最優秀賞を受賞しました。
再び銘酒をと始まった酒づくり。
しかし、この秋収穫された酒米に思わぬ猛暑の影響が出ているといいます。

■玉川酒造製造部 和田寿和部長 
「酒造りに使うコメがやや硬めで溶けにくくなっている」

酒は、蒸した酒米と麹と水などを混ぜたもろみを発酵させます。
しかし、今年の酒米は猛暑の影響で固めの物が多く、水に溶けにくくなっているということです。もろみをかき混ぜる際にその違いがわかるといいます。

■玉川酒造製造部 和田寿和部長 
「もろみが重かったりすると、コメが溶けてないとか、目で見たり撹拌したりして確認している」

この影響で粕が多くなり、生産量がやや少なくなっているといいます。
しかし玉川酒造では仕込み方を工夫するなどの対策をして、影響を最小限に押さえています。
また、味も今年も上々ということです

■玉川酒造製造部 和田寿和部長
「例年と違う状況なので酒造りは難しいが、飲んでくれるお客さんがおいしい言ってもらえるような酒を頑張って作りたい」

酒の仕込みは寒さが本格化する12月から最盛期に入ります。
ページのトップへ