2024.10.30野鳥から今季2例目の鳥インフルエンザが検出:被害防止のために池の水を抜く【新潟】
被害防止のために池の水を抜く
県は、阿賀野市で回収した野鳥から、今シーズン2例目となる『高病原性鳥インフルエンザ』が検出されたと発表しました。県では、養鶏場への被害を防ごうとため、池の水を抜くなど感染対策を進めています。
■白井希咲記者
「養鶏場から近くにある、こちらのため池。10月1日から水抜き作業を始め、このように底が見える状態になっています。」
新発田市にある2万㎡ほどのため池では、1週間ほどかけて水を抜きました。鳥インフルエンザの感染リスクがある野鳥が、養鶏場に近づかないように、県ではカモやサギが飛来するこの時期にため池の水抜きを行っています。対象となるのは、10万羽以上を飼う養鶏場から半径1km圏内にある農業用水のため池です。
■宮古木集落 長谷川弘区長
「養鶏場の鳥インフルエンザで卵不足になったりすると、結果的には地域に住む人たちに影響が出るため、協力できることは協力しましょうという形でやっている。」
上越市の養鶏場では先週、高病原性鳥インフルエンザが確認されていて、約160羽が殺処分されました。また、県は阿賀野市で回収された野鳥から、今シーズン2例目となる高病原性鳥インフルエンザが検出されたと発表しました。
県は、感染対策を徹底しつつ、これまで国内では鶏肉や卵を食べて人へ感染したケースはないと安全性を訴えています。
■県農林水産部畜産課 安藤義昭課長補佐
「基本的に鳥インフルエンザに感染した鶏から出てくる卵等は、流通しないことになっている。卵の安全性については心配ないので、デマに惑わされないようにしていただければ。」