2023.03.08高級食材「ナマコ」の赤ちゃん海に放流 沿岸漁業の救世主に地元漁師も期待【新潟・佐渡市】
佐渡市の企業が高級食材・ナマコの人工ふ化に成功し、ナマコの赤ちゃんが初めて海に放流されました。
ナマコは真野地区にある養殖施設が、地元で捕れたナマコの卵を人工ふ化させ半年ほど養殖したもの。2~3センチの大きさに育ちました。
このうち27万匹を初めて佐渡の沿岸に放流することになり、7日は佐渡漁協水津管内の3カ所で2万6千匹がダイバーの手で海底に放されました。
(放流したダイバー)
「やはり佐渡で作っただけあって活きがいいですよね、元気だし。十分これだったら成長すると思います。」
ナマコは中華料理の食材などとして需要が高まっていて、高値で取引されることから沿岸漁業の救世主とも言われています。
(地元漁師)
「(一般の)魚が割と安いんですよ。だからそれに代わるナマコ、ものすごく高いから(放流は)すごい期待しています。」
放流されたナマコは3年から4年で200gほどに成長し、水揚げできる大きさになるということです。