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2025.01.28鳥インフルなどの影響で“卵”の価格が上昇、飲食店も対応に苦慮【新潟】

鳥インフルなどの影響で“卵”の価格が上昇、飲食店も対応に苦慮【新潟】
1年前と比べ約1.6倍に
鳥インフルエンザなどの影響で、“卵”の価格が上がっています。今のところ販売量は不足していませんが、飲食店や消費者は価格の高騰に頭を悩ませています。

県産の卵を3個使ったこだわりの親子丼。新潟市中央区にある和らぎ亭『しまや』の看板メニューです。卵の価格高騰を受けて、2024年9月にランチで提供する親子丼を900円から1000円に値上げしました。

■和らぎ亭しまや 島倉大亮社長
「飲食店が我慢しているという状況で、消費者にはなるべく値段では返さないように自分らが我慢している状況。」

卵の価格は2年前から上がっていますが、しばらくの間、親子丼の値段は据え置く考えです。

■和らぎ亭しまや 島倉大亮社長
「なるべく値段を上げず、ギリギリの範囲で目先は頑張ろうかなと思う。」


新潟市西区のスーパー『ichiman』。
先週の時点で卵1パックのMサイズの価格は239円。さらに今週、値上げしました。

■買い物客
「本当貧乏にはこたえる。」
「ちょっとあがっていますよね、一時よりね。しょうがない、諦めている。」

■ichiman 高井慎二会長
「毎年新年に入るとクリスマス需要がなくなり下がるのが普通だが、ここへきて鳥インフルが出ましてそれで上がりました。出荷量が減った分、上がるのは当然。」

卵の価格が高騰している理由は、全国各地で発生している鳥インフルエンザです。こちらのスーパーでは、今のところ販売量の不足などはないといいます。

■ichiman 高井慎二会長
「卵っていうのは、特売価格で売っていると喜びますから。ですから、損をしてでもお客さんに提供したい。」


JA全農たまごによりますと、2024年1月から8月までの東京の基準値1kgの価格は、200円ほどでした。しかし、9月に入り約250円まで上昇。1月28日時点で295円となり、1年前と比べ、約1.6倍となりました。

東京農業大学の元教授で卵の流通に詳しい信岡誠治さんは、高くなっている要因について鳥インフルエンザの拡大以外にも養鶏業者の経営が厳しいことが関係しているといいます。

■東京農業大学 信岡誠治元教授
「倍になっているんですよ、為替相場。餌の原料は99%輸入、輸入価格も倍になる。餌の価格が高騰のまま下がらないというのが(経営逼迫の)要因。」

経営の悪化で飼育を減らし、卵の生産が少なくなっている業者もあるといいます。これ以上、事態を悪化させないためには消費者の応援が必要と訴えます。

■東京農業大学 信岡誠治元教授
「(卵は)健康で長生きする究極の食材ですよ。ですから、卵を食べて生産者を支えてあげてほしい。」
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