• 現在のお知らせはありません。

2023年03月31日(金)本日の番組表

UXニュースNEWS

2023.03.08鳥インフルエンザ拡大で菓子店も大打撃 卵の高騰と品薄いつまで…【新潟】

鳥インフルエンザ拡大で菓子店も大打撃 卵の高騰と品薄いつまで…【新潟】
高病原性鳥インフルエンザの拡大により卵の値上がりと品薄が続いていますが、毎日、大量の卵を使う菓子店も大きな影響を受けています。「手ごろな価格で提供したい」と頑張る老舗も苦しい状況に立たされていました。

全国的な鳥インフルエンザの拡大で、卵の価格は上がり続けています。JA全農によりますと、去年3月に1キロ当たり195円だった卵の平均価格は去年後半から急激に高騰。3月は337円と1年前の1.7倍に達しています。

■リポート
「高騰が続く卵ですが新発田が誇る名園・清水園のそばにある老舗菓子店は卵高騰で打撃を受けているといいます」

120年余りの歴史を誇る老舗菓子店・新柳本店。名物の清水園まんじゅうや洋菓子などバリエーションに富んだ菓子が人気のお店です。5代目の渡辺元章さんは、これまでにない値上がり幅だと話します。

■渡辺さん
「(こちらの卵値段はどれくらい上がっている?)A1ケースが3890円で去年の同じ時期より1590円値上がりしている。卵は変動があまりなくて下がることはあったが、ここまで上がることはない」

牛乳や小麦粉など原材料費の高騰が続く中でも値段を据え置いてきた新柳。しかし、追い打ちをかける卵の高騰には耐えきれませんでした。

■渡辺さん
「卵が値上がりしたことによって菓子の値段も上げなくてはいけない。4月をメドに値上げをちょっとずつしていこうと思う」

さらに現在も県内で相次ぐ高病原性鳥インフルエンザの発生にも不安を隠せません。

■渡辺さん
「つい先日胎内でも出て、これ以上出てしまったら卵が入ってこない状況になる。材料がなくて作れないというのがお客様にも迷惑がかかるので、入ってきているだけまだいい」

毎年、地元の幼稚園などの卒園式に向けて作るロールケーキも園の理解を得たうえで値上げに踏み切るという新柳。ただ、厳しい状況でも工夫で乗り切りたいと話します。

■渡辺さん
「卵を使わない商品もいくつかあって、わらび餅やいちご大福、夏に向けてアイスも販売するが、それは全然卵を使っていないので値上げもしないので安心して買ってほしい」

県によりますと高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された胎内市の養鶏場では、対象となる68万羽のニワトリのうち、8日正午時点で27万4400羽の処分が終わったということです。

ページのトップへ