2024.09.2412月には健康保険証の新規発行終了へ-マイナ保険証の利用呼びかけ【新潟】
医療機関や薬局の受付でも登録可能
新潟市中央区の薬局「プラーカファーマシー」。24日も薬を受け取りに来る患者の姿がありました。
国は、12月2日で現行の健康保険証の新規発行を廃止します。従来の健康保険証は、県内市町村の国民健康保険加入者は2025年7月末、その他の人は最長で2025年12月1日まで利用できますが、それ以降は使用できなくなります。
■患者
「(新規発行終了は)なんとなく聞いていた。12月2日とは知らなかったけど。」
「(新規発行終了は)知らなかった。(マイナカードは)必要があったら作らなきゃいけないのかなとは思うけど、まだ悩み中。」
期限を過ぎた場合でも、マイナ保険証を保持していない人については現行の健康保険証に代わる『資格確認書』が交付され、これまで通り保険診療を受けることができます。
一方で国は、データに基づくより良い医療の提供や確定申告時の手続き簡略化などのメリットがあることから、マイナ保険証の利用を呼びかけています。
実際の医療現場ではー
■プラーカファーマシー 森田鉄也薬局長
「マイナ保険証を使って情報を共有していただくことで、過去の薬や記録であったり特定検診の記録を共有できるので、初めての医療機関でもより良い医療を受けられる。」
しかし、利用率は伸び悩んでいて、新潟市では国民健康保険の加入者約13万5000人のうちマイナ保険証の利用率は62.8%にとどまっています(8月時点)。
■患者
「(Q.マイナ保険証の利用は?)まだしてない。今は保険証を毎日持っているので、それを出している。どこかでマイナ保険証に変えようかなとは思っているけど。」
マイナカードへの健康保険証の登録は、医療機関や薬局の受付でも行うことができ、オンラインからも簡単にできることから、新潟市は「まだ利用していない方も登録を検討してほしい」と呼びかけています。