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2025.01.17【特集|高校柔道 新潟大会】武道館への切符をかけた熱戦!注目校を紹介【新潟】

【特集|高校柔道 新潟大会】武道館への切符をかけた熱戦!注目校を紹介【新潟】
強豪校と復活を目指す古豪を紹介
全国高校柔道選手権の新潟大会が、この週末に開かれます。そこで、全国の舞台・武道館を目指す注目校を紹介。県内高校柔道界をリードする強豪と、復活を目指す古豪。戦いに臨む高校生の姿を取材しました。

県内最多タイ、男子団体6連覇を目指す『開志国際』。チームを率いる大倉監督が期待を寄せる選手がいます。

■開志国際 大倉太監督
「日本一を目指して子供たちも頑張っているので、長谷川・木村の2枚看板でまわりが固めて何とか優勝したい。」

キャプテンでエースの長谷川時道選手。キレのある“内また”を武器に、2024年のインターハイでは2年生ながらベスト16に進出しました。

■開志国際 長谷川時道主将(3年)
「チーム一丸となって頑張っているので、この調子でいけば優勝できるかなと思っている。連覇を途切れさせるという不安もあるけど、それに負けないようにみんなで6連覇を勝ち取っていきたい。」

大型ルーキーにも注目です。
173cm・114kgの木村晴汰選手。2024年秋の新人戦100kg超級では、並みいるライバルたちとの熱戦を制し頂点に立ちました。

■開志国際 木村晴汰選手(2年)
「前に前に出て、自分から攻める柔道をしたいと思う。上級生とか関係なしに自分の柔道をしていれば必ず勝てると思うので、まずは団体戦でしっかり優勝できれば。」

層の厚いチームには、リベンジを誓い、大きな壁を乗り越えてきた選手がいます。
2年生の冨山湊選手。2024年の新潟大会では、1年生ながら個人戦・81kg級で決勝に進出。
しかし・・・、逆転の一本負け。あと一歩、全国の舞台には届きませんでした。

■開志国際 冨山湊選手(2年)
「最後にやられてしまって、すごく悔しかった。悔しい気持ちを持って、ウエイトトレーニングなどを人一倍やって選手権に向けて頑張っていた。」

悔しさを胸に、稽古を積んだ冨山選手。2024年6月の北信越大会でも準優勝するなど順調にレベルアップをしていた中、8月...アクシデントに襲われます。

練習中に左足大腿骨を骨折。全治半年の大ケガでした。

■開志国際 冨山湊選手(2年)
「今まで頑張ってきて骨折をしてしまってつらかった。最初はあきらめかけた・・・。」

苦しいリハビリ。周囲のエールが冨山選手の背中を押しました。

■開志国際 冨山湊選手(2年)
「先輩や大倉先生などから『絶対あきらめるな』と連絡が来て、頑張ろうと思いました。自分にとって、かけがえのない存在です。」

一度はあきらめかけたリベンジの舞台。恩返しの気持ちを胸に、新潟の頂点を狙います。

■開志国際 冨山湊選手(2年)
「今まで支えてくれたので、感謝の気持ちを持って戦いに挑みたい。絶対に勝って、全国大会に出場します。」


そして、今年の開志国際は〝女子〟にも注目-
秋の新人戦、女子団体でも頂点に立った『開志国際』。この日は、朝から課題の寝技の研究に励みます。1年生と2年生合わせて部員はわずか5人。
城石主将に強さの秘密を聞くとー

■開志国際 城石佐愛里主将(2年)
「言う時は言う、自分も出来てないところがあると思うから、それも言ってもらってチーム一丸で。」

明るく、個性豊かで仲良しだという5人。コミュニケーションを図って士気を高めてきました。自主的にミーティングを開き、お互いを高めあいます。

■開志国際 城石佐愛里主将(2年)
「みんなで力を合わせて優勝する気で挑みたい。目標は、団体も個人も絶対優勝ですね。」

女子団体の勝敗は、各チーム3人の『体重別の点取り方式』で決まります。大切なのは、まず1つの勝ちを掴むこと。先鋒は、1年生の櫻井ことみ選手です。

■開志国際 櫻井ことみ選手(1年)
「緊張でヤバいです・・・すみません。」

持ち味は、スタミナと粘り強さ。2024年秋の新人戦では、個人52kg級で優勝しました。団体戦の勝敗を左右する存在とあって、チームを率いる百井監督は誰よりも櫻井に檄を飛ばします。

チームで最軽量のため、常に自分よりも大きい選手が練習相手です。苦しい状況でも、『前に出る柔道』がモットー。チームからも厚い信頼を得ています。

■開志国際 百井優佳監督
「本人なりに考えて、スピードや寝技などうまく考えながらできる選手。試合の中でも考えてやってくれると思う。」

試合前はいつも緊張するという櫻井選手には、心を落ち着かせる“パワーの源”があります。

■開志国際 櫻井ことみ選手(1年)
「おにぎりと、卵サンド。おにぎりを2~3個食べないと試合で力が出ないので、どっちかあればいいけど、どっちもあったら最強。」

家族が作る“勝負めし”で、いざ!決戦の畳へ。
最軽量の先鋒が、2年ぶりの団体優勝へ導きます。


そして、今大会復活を誓う県立高校があります。
男子団体で、6連覇を含む9度の優勝を誇る『豊栄』。一時代を築いた伝統校も、現在の部員数は男子7人・女子3人…2016年以来、優勝から遠ざかる中、特別な思いで豊栄の門をたたいた兄弟がいます。

身長186cm、長いリーチを生かした“大外刈り”が1番の武器。チームの大黒柱である五十嵐龍之助選手と弟・大和選手です。

■豊栄 弟・五十嵐大和選手(1年)
「お父さんがきっかけで柔道を始めて。」

■豊栄 兄・五十嵐龍之助選手(2年)
「お父さんもこの柔道部の出身なので、同じ道を歩んでみようと思って。」

中心選手として活躍していた弟・大和選手は、年末に鎖骨を骨折。仲間のサポートに回っています。2人は、豊栄高校柔道部のOBである父の背中に憧れ、入部を決めました。

■豊栄 兄・五十嵐龍之助選手(2年)
「お父さんみたいにいっぱい試合に勝ったりできるようにしたい。(入部できて)うれしかった。」

父と同じ道着を着て稽古を始めた2023年夏、あるニュースが舞い込んできました。
「2026年度から新潟北高校と統合決定」

■豊栄 兄・五十嵐龍之助選手(2年)
「その時はびっくりした。(豊栄)柔道部がなくなるのかなと思った。」

豊栄高校として、新入部員を迎えるのは来年度が最後です。

■豊栄 兄・五十嵐龍之助選手(2年)
「合併する前に、豊栄の柔道部員として少しでも強かった時に戻せるように、みんなで頑張っていきたいと思った。」

成果があらわれたのは2024年秋の新人戦。五十嵐兄弟の活躍で、優勝経験のある強豪・帝京長岡に団体戦で勝利しました。

この冬の復活へ-
『古豪・豊栄』のプライドを胸に畳へ上がります。

■豊栄 弟・五十嵐大和選手(1年)
「みんなが全力で自分の力を出せるように、声を出したりサポートしたりチームを盛り上げていきたい。」

■豊栄 兄・五十嵐龍之助選手(2年)
「少ない人数ですが、少ない人数なりに頑張ってきたので、選手権で少しでもいい結果を残せるように頑張っていきます。」
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