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2025.06.08青空に踊る六角形の凧 江戸時代から続く「三条凧合戦」開催 たこがっせん…ではなく「いか」です【新潟】

青空に踊る六角形の凧 江戸時代から続く「三条凧合戦」開催 たこがっせん…ではなく「いか」です【新潟】
勇壮な「いか」の空中戦
新潟県三条市で、江戸時代から続く恒例の「三条凧合戦」が開かれました。凧合戦ですが、「いかがっせん」と読みます。

8日午後。信濃川河畔に広がる会場の三条防災ステーションでは、見物の家族連れなどが見守る中、揃いのはっぴを着た人たちが「しゃあ!しゃあ!」と声をあげながら芝生の上を駆け回り、汗だくになって凧の糸を引いていました。

6月の新潟は凧合戦の季節。白根(新潟市南区)、今町・中之島(見附市と長岡市)と並ぶ歴史と規模を誇る三条凧合戦は、「六角巻凧(ろっかくまきいか)」と呼ばれる六角形のやや小さめの凧を細糸であげるのが特徴です。江戸時代の初めまでは、凧は全国的に「いか」と呼ばれていたという説もあり、三条市民はいにしえの名を受け継ぐ「凧(いか)合戦」という呼称に愛着とこだわりを持っています。

凧合戦には地域や職場ごとに作った「組」と呼ばれるチーム単位で参加。わずかな風の動きで激しく動く凧を自在な糸さばきで操り、対戦相手の凧を落すか、糸を切るかで勝敗を決めます。今年は県内外から30組が出場し熱戦を演じました。8日は風がやや穏やかで「もうちょっと吹くといいけど」という声も聞こえましたが、何枚もの色鮮やかな凧が日差しを浴びて青空に踊る姿は壮観でした。

2日間の合戦の結果、三条市内の組「大町組景清」が優勝の栄冠を手にしました。凧が映える晴天の季節が過ぎると、新潟県内もまもなく梅雨を迎えます。
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