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2025.06.13協力農家の減少で・・・輸出量が9割減の企業も、コメ価格高騰で輸出米に影響【新潟】

協力農家の減少で・・・輸出量が9割減の企業も、コメ価格高騰で輸出米に影響【新潟】
トランプ政権の関税措置への不安からアメリカへの輸出をストップ
コメ価格の高止まりの影響が、輸出拡大を目指す県内企業を直撃しています。県産米を輸出する企業では協力農家の減少により、秋以降は輸出量が9割程度減る見込みです。

■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「これが南アフリカに輸出するコメになる。」

10年ほど前から、県産米を海外に輸出する長岡市のエコ・ライス新潟。現在、南アフリカやフランスなど世界12の国と地域に輸出しています。しかし、国内でのコメ価格の高騰を受けて、輸出向けに作っていた多くのコメ農家が国内向けに切り替えたと言います。

■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「輸出米に取り組んでくださる方が激減した。(輸出量が)91%減なので、開拓してきた国にコメを出せない状況になっている。」

新米が出回る秋以降は、大幅に輸出量が減ると見込んでいます。

■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「この秋以降どうなるかさっぱりわからない。見通せないので、軽々に価格の話や数量の話ができなくて、商談も含めて全然進まないのが現状。」

また、輸出の多くはアメリカ向けでしたが、トランプ政権の関税措置への不安からアメリカへの輸出をストップしました。

■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「正直、影響の大きさがよくわからない。トランプ大統領ころころ話が変わるので、これから大きくなっていくのか収束してしまうのか、ちょっと読めない。」

対米輸出は右肩上がりでしたが、苦渋の決断でした。
関税に加え、輸送するコンテナ料など物流費も上がっていることから厳しい状況が続いていると言います。

■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「南アフリカ向けの6月頭にとった見積もりより、500ドルから700ドル上がると連絡があった。これもコンテナ不足の影響です。」

今後は、コメだけではなく海外で人気がある『日本酒』なども一緒に売り込んでいきたいと話します。

■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「国内の一般米の価格が基準になる。当然高くなってくるので、買ってくれる方が少なくなるので。考え方を変えて、コメと酒のセット販売に力をいれなければいけない。」

県は、アメリカの関税措置を受けて、県内事業者向けに『緊急対応パッケージ』を取りまとめ、アメリカ以外の販路拡大に向けてテストマーケティングや個別商談会などを支援することにしています。
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