2025.06.20【原発再稼働の判断プロセス】第1回公聴会の公述人:22人の応募から10人選定、原発再稼働に対する賛否の内訳は【新潟】
賛成3人・反対4人・条件付き賛否3人
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり6月29日から始まる『公聴会』について、県は公述人を選ぶ選定委員会を開きました。第1回の公聴会は、10人の公述人が出席します。
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、花角知事が「県民の多様な意見を聞くため」として開かれる『公聴会』。6月29日~8月末にかけて県内5カ所で開かれます。
20日に県庁で公述人を選ぶ委員会が開かれ、大学教授ら3人の有識者と県の職員が出席しました。県によると、6月29日に柏崎市で開かれる1回目の『公聴会』には22人の応募があり、そのうち10人が公述人に選ばれました。原発再稼働に対する賛否の内訳は、賛成が3人・反対が4人・条件付き賛否が3人だということです。
■前田典明県政策統括監
「公聴会自体は、県民の多様な意見を把握するというとこなので、そこで様々な意見を聞かせていただきたい。そういったことを聞ける場にしていきたい。」
公聴会をめぐっては、開会中の6月県議会で与野党から質問が集中。
非公開の委員会でどのように公平性を確保するのか、会場や公述人を増やすべきではないかと知事に問いました。
■花角英世知事
「選考委員会では県民の多様な意見を聴取できるよう、各委員がすべての公述申込書を確認し審査したうえで、公平性・公正性を確保する観点から委員の合議により公述人を選定する。公聴会はさまざまな分野・年代に参集いただき、多様な意見を把握できる有効な方法。」
県は、公述人の年代や性別などを後日発表するとしていて、7月18日の選定委員会で第2回から第5回の公述人を選ぶ予定です。