今回は 十日町市へ
訪ねたのは、十日町市松之山にある「森の学校」キョロロ。
学芸員の小林さんとキョロロの森で、初夏の草花や生き物を探します。
可憐に咲くビッグフラワーチカコの姿を愛でたところで散策スタート。
キョロロの森は体験学習や体験イベント、調査研究活動などを行う約80haの里山保全エリアです。
初めに小林さんが発見したのは…
準絶滅危惧種 モリアオガエルの卵。
水辺に張り出した枝の先で産卵をし、梅雨の雨にあたって、卵の中からオタマジャクシがぽつりぽつりと雨のみずと一緒に落ちてくる仕組みになっています。
クロバナヒキオコシ。
亡くなった人が引き起こされるくらい苦いと言われ、昔から薬草としても利用されています。
森のため池に目を向けると 里山の生き物たちの姿がたくさん観察できました。
続いてチカポンが見つけたのはピンクのお花「タニウツギ」。
この地域では、田植えをしてもいいシーズンなったことを知らせてくれるお花です。
茂みの中で見つけたのは…
珍しいフォルムのマムシグサ。種子を作れるくらい栄養分を貯めた状態になると、なんとオスからメスに性転換するんです。
耳を澄ませると繁殖シーズンを迎えたいろんな夏鳥たちの鳴き声も聞こえました。
こんな珍しいお花も観察できました。
葉っぱの真ん中に花を咲かせるハナイカダ。
雪国ならではの景色も。
雪の重みで根曲がりをした木々。雪で曲げられながらも光を求めて上へと幹を伸ばします。
自然のたくましさや神秘を目の当たりにした初夏の生き物探しでした。
詳しくはホームページで