三菱UFJ銀行は、新潟支店に勤務していた元行員が顧客から約4000万円をだまし取っていたと発表しました。

三菱UFJ銀行によりますと、すでに定年退職している元行員の男性は新潟支店に在籍した2007年～2016年にかけて、顧客に架空の金融商品を提案し3984万6769円をだまし取っていました。だまし取った金は、遊興費や借金の返済に使っていたということです。

2024年8月に顧客からの問い合わせで発覚しましたが、すでに詐欺罪の時効が成立していたため、新潟地検は23日に元行員を支店名の印鑑を使って預かり証書を偽造した有印私文書偽造・同行使の罪で起訴したということです。三菱UFJ銀行は、顧客に全額を補償していて「心よりおわび申し上げます」とコメントしています。