2025.06.25相次ぐ給食のアレルギー事故「アレルギー研修会」保育士・調理員など55人参加【新潟・上越市】
アナフィラキシーの対処法、エピペンの使い方などを説明
上越市の教育現場で相次ぐ、給食によるアレルギー事故。市内の認定こども園で研修会が開かれました。
福祉事業を手がける会社リボーンが運営する『なおえつ にこにここども園』。保育士や調理員など55人が参加し、アレルギー研修会を開きました。
2024年6月、リボーンが運営する認定こども園で卵アレルギーの園児1人が、鶏卵を含んだ洋菓子を食べ腹痛を訴える食物アレルギーの事故が起きました。リボーンでは再発防止のため、2024年からアレルギー研修会を実施しています。
25日は、アレルギーが専門の田中泰樹医師がアナフィラキシーの対処法などを説明しました。
■すこやかアレルギークリニック 田中泰樹医師
「食物アレルギーを持つ子どもが、食事中に異変を起こしフラフラした。その子どもは、(体の異変を)遠慮して言わなかった。大人は他に症状を聞き出そうとすることも大切。」
■参加した保育士
「アレルギーの子どもが増えているので、こういった知識は保育の現場で大事になってくる。」
■参加した保育士
「事故の場に出くわしたことがないので今は不安だが、何回も自分たちで訓練や練習をして気持ちを準備したい。」
研修会では、エピペンの使い方もレクチャーされました。