2025.06.25陸路遮断や離島孤立に備え村上市で訓練、最大震度7の地震想定【新潟】
村上市や粟島浦村・北陸地方整備局の職員など約90人が参加
災害時に陸路が遮断されたり離島が孤立した場合に備えて、支援物資を運ぶ訓練が村上市でありました。
訓練は、粟島付近を震源とする最大震度7の地震が発生した想定で、村上市や粟島浦村・北陸地方整備局の職員など約90人が参加しました。国土交通省は、地震や津波などによる陸路の遮断や離島の孤立に備えて、港を拠点とした海上輸送を整備する取り組み『命のみなとネットワーク』を全国で進めています。
25日は、岩船港で浚渫などに使う船『白山』が、新潟港から運んできた物資を各地に配分する流れを確認しました。粟島浦村への運搬は、小型船に積み替えて行います。
■北陸地方整備局 新潟港湾・空港整備事務所 古池清一所長
「どうやって孤立した所に物資を運ぶかが大きな問題。今回、岩船港を拠点として2次輸送をするところは、防災の支援という意味では大きな意味がある。」
これまで佐渡の小木港や両津港で同様の訓練があり、北陸地方整備局は今後も県内の港で海上輸送の訓練を実施したいとしています。