2025.06.26【感染対策を】「百日せき」累計2100人超に 10代前半で多く高止まり続く 「りんご病」も警報続く【新潟】
【資料】「百日せき」10代前半で多く・高止まり
県内で依然として『百日せき』の感染者数が高止まりとなっていて、今年に入って合計2100人を超えました。また、『りんご病』も警報が続いています。
県は、6月22日までの1週間に県内の各医療機関から報告があった感染症の患者数を発表しました。
『百日せき』は、前の週の152人から増えて167人。特に10代前半の患者数が多い状態が続いています。県のまとめでは、年間の患者数は2022年は28人、23年は29人、24年は127人でしたが、今年はすでに2114人となっています。
『百日せき』はせきが長く続き、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあるとされています。
『りんご病』と呼ばれる『伝染性紅斑』も感染者数が多く、県は警報を継続しています。1医療機関あたりの報告数は全県で3.27となっています。
頰にでる赤い斑点が特徴で、幼児や児童を中心に流行する感染症です。せきやくしゃみなどのしぶきによる飛沫感染で、発疹は1週間前後で消えますが長引く場合もあるといいます。また、女性が妊娠中に感染した場合、流産の原因となる可能性があり注意が必要です。
県は、『百日せき』『りんご病』とも予防のために手洗いやせきエチケットなどの基本的な感染対策を呼びかけています。