政府は柏崎刈羽原発で事故が起きた際の避難のあり方などを定めた『緊急時対応』を了承しました。

『緊急時対応』は、柏崎刈羽原発で重大事故が起きた際、周辺住民が避難や屋内退避する場合の方針などを示したものです。27日朝に開かれた原子力防災会議で、本部長の石破総理は次のように述べました。

■石破茂総理
「新潟県は豪雪地帯であることから、豪雪時に原子力災害との複合災害が発生した場合の避難経路の確保や人命救助のための除雪作業など、地域固有の課題に対応する必要がある。」

今回の『緊急時対応』は、大雪時の対応を盛り込んだことが特徴です。
再稼働に向けた要件はこれで『地元同意』を残すのみとなり、今後は花角知事の判断が焦点になります。