29日午後1時40分頃、新潟市中央区のJR新潟駅新幹線ホームで60代の女性がホームから線路に飛び込みました。直後に新幹線が入線しましたが、女性はレールとレールの間に落ちて列車が体の上を通過したため、手足などにケガをしたものの命に別状はないということです。

事故があったのは、JR新潟駅13番ホームです。警察によりますと午後1時40分すぎ、60代女性がホーム上の黄色い線の外側にいたため駅員が声がけをしたところ、女性は自ら線路に飛び降りました。

ホームには13時43分着「とき319号」が入線するところで、運転士は警笛を鳴らしながらブレーキをかけ緊急停止しました。停止は間に合いませんでしたが、女性は2本のレール間に横たわる形で倒れ、その上を車両が通過しました。女性は手足や頭にケガをしていますが命に別状はなく、病院への搬送時に会話ができる状態だったということです。

列車には約650人の乗客が乗っていましたがケガや体調不良はなく、午後2時半までに全員が降車しました。

この影響で、上越新幹線は長岡～新潟間で一時運転を見合わせましたが、午後3時15分に運転を再開しています。