今回は 十日町市松之山へ
訪ねたのは、松之山温泉街にある「湯治BAR」。
スタッフの柳さんが出迎えてくれました。
湯治BARの昼の顔はビジターセンターという名の観光案内所兼カフェ。
夕方になるとアルコールや軽食、薪窯料理が提供されます。
さらに、2階へ上がると…
広がっていたのは2LDKの居住スペース。
2階は長期滞在向けの素泊まり施設になっているんです。
冬場のスキー目的の客やワーキングスペースとして利用する客にピッタリ。
温泉は向かいの旅館「ひなの宿 ちとせ」で入浴可能。
食事は付いていないので温泉街の飲食店や1階の湯治BARを利用するなど、自由に自分好みの旅行ができるような場所なんです。
そんな宿泊客や観光客に人気の湯治BARでは 地元の間伐材を使って焼き上げる薪窯料理が名物
柳さんが特別に焼いてくれたのは「湯治豚スペアリブ ワイルドグリル」。
湯治豚とは、十日町のブランド豚・妻有ポークを温泉に2時間ほどつけて、低温調理した豚肉のことです。
ワイルドにいただいてみましょう。
脂の上質な甘みが感じられ、お肉も柔らかくて程よい弾力。
薪の香りものほんのりついていてたまらない味わいです。
このスペアリブに合うお酒として柳さんが選んでくれたのは、スペイン産のシェリー酒。
シェリー酒とは、ワインにブランデーを足して酸化熟成させたお酒のこと。
なぜ、普段あまり見かけないシェリー酒を温泉街で出すことになったのでしょうか。
この牛にヒントがあるということなので…
提供のきっかけになったものを探しに温泉街へ。
少し歩くと足湯スポットに到着しました。
見つけたのは怪しげな箱。
そこに入っていたのは…なんと温泉玉子でした。
その名も「湯治玉子」。98℃の源泉に丸一日浸かっていた固ゆでのゆで玉子です。5年ほど前に新たな名物として誕生しました。
思わぬ新名物に出くわしタところで、散策を再開。すると…
高台の上に立つ、シェリー酒と同じデザインの牛のモニュメントを発見。
この雄牛は大地の芸術祭の作品として7年前に設置されたもの。
それ以来、松之山とスペインの交流が始まり、湯治BARでもシェリー酒を置くようになったんです。
温泉街を見おろす雄牛のシンボルは、松之山温泉の守り神のような存在になっています。
詳しくはホームページで