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2025.07.03【参院選|新潟選挙区】「事実上の政権選択」4候補の訴えは【新潟】

【参院選|新潟選挙区】「事実上の政権選択」4候補の訴えは【新潟】
4日(金)から期日前投票の受け付けはじまる
17日間の選挙戦が幕を開けました。参議院選挙が7月3日に公示され、新潟選挙区では4人が立候補を届け出ました。『事実上の政権選択選挙』といわれる今回の参院選、新潟の候補者の第一声を取材しました。

新潟選挙区に立候補したのは届け出順に、政治団体NHK党の新人・原田公成さん、参政党の新人・平井恵里子さん、自民党の新人・中村真衣さん、立憲民主党の現職・打越さく良さんの4人です。


【政治団体NHK党・新 原田公成候補】―――
午前9時、立候補届け出を済ませた政治団体NHK党の新人・原田公成さんが報道陣の前にやってきました。2019年から4年間 埼玉県朝霞市議を務め、現在も朝霞市に住む会社員です。今回、国政政党への復帰を目指す党の方針で新潟選挙区に立候補しました。

第一声で訴えたのは-

■政治団体NHK党・新 原田公成候補
「もちろん一丁目一番地はNHKの公共放送の改革。みんなのためのNHKでなければいけないと思います。」

NHKの集金システム改革とスクランブル放送の実現を掲げています。

■政治団体NHK党・新 原田公成候補
「支払関係とかそういう風な問題の時に、いざとなった時にはじめてNHKの不条理なことが出てくる。国政の方から訴えてNHKの公共放送としてあるべき姿を本日取り戻すため、この新潟の地から国政へのステップとして第一声として今ここに立っております。」

原田さんは党の他の候補の応援などのため3日 埼玉に戻り、次いつ新潟で活動するかは調整中ということです。選挙期間中は、県内のボランティアがポスターを貼るほか、本人はSNSをメインに訴えを広げる考えです。

■政治団体NHK党・新 原田公成候補
「国政(選挙)は初めてなので戸惑うところも多いが、本当に国政に届けるという意味合いで言ったら何か力強いものがわいてくる。」


【参政党・新 平井恵里子候補】―――
新潟市中心部の万代を第一声の地に選んだのは、参政党の平井恵里子さん。2024年の年の瀬に立候補を表明して半年あまり。はじめてタスキを身につけました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「(Q.どんな心境?)私は政治経験がないので、どんな17日間になるのか本当に想像がついていない。すごくワクワクしている。修学旅行の前の日みたいな気分。」

昨夜はよく眠れなかったという平井さんですが、演説は既成政党への批判から入りました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「政治とは、国民を幸せにするもの、国民を豊かにするもの。いま現状、私たち幸せでしょうか。豊かでしょうか。」

若い世代に呼びかけます。

■参政党・新 平井恵里子候補
「私たちはいま、将来に不安で若い人が結婚したい、家庭を持ちたいと思いづらい世の中になっている。私は我慢できても、同じ我慢を子どもたちにさせるわけにはいかない。」

物価高対策については、党の公約を前面に打ち出しました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「いま働いても働いてもお給料が増えない。国民負担率、税金と社会保険料(合計で)46%、半分とられている状況。せめて3分の2は財布に入れましょうと。参政党の公約は、国民負担率を35%以内に収める。35%を上限にするとしている。」

他にも訴えたいことがあると言います。

■参政党・新 平井恵里子候補
「いま国会では審議されなくなったが、選択的夫婦別姓も参政党は一貫して反対なので、それも訴えていきたい。」

既成政党とは一線を画した選挙戦を展開すると意気込みました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「日々、党員がたった1人でも辻立ちをしたりポスティングをしたりチラシ配りをしてくれている。党員の活動とSNSの効果がつながって、相乗効果で少し認知度が上がった。今までやってきたことと同じことを地道に草の根でやっていきたい。」


【自民党・新 中村真衣候補】―――
オリンピックメダリストの知名度を武器に、初めての選挙に挑む自民党の新人・中村真衣さん。逆風が続く自民党からの国政挑戦です。

■自民党・新 中村真衣候補
「もちろん私は政治経験はございません。だからこそ新しい風を吹き込めるのではないかと思っております。」

自民党の国会議員や県議のほか公明党の関係者などが詰めかけた中、さっそく応援に立ったのはこの人。

■花角英世知事
「中村真衣候補には、あふれるほどのエネルギーがある。県は市町村と連携して国に働きかけていくことが必要。そのときに中村真衣候補の力が必要だ。」

中村さんがまず訴えたのは、物価高対策です。

■自民党・新 中村真衣候補
「物価高を上回る賃上げをしていかなければいけない。そして新潟の経済をどんどんと回していかなければいけない。しかし、目の前の物価高に対してはスピーディーな対策が必要です。」

コメの価格高騰で政府が備蓄米を放出するなど価格抑制への動きを強める中、農家への対応も訴えます。

■自民党・新 中村真衣候補
「農家の所得補償をもっと広げていかなければいけない。もちろん消費者の声もしっかりと形にしていかなければいけないが、農業政策の見直しや(流通)経路の改善、そういった部分も取り組んで参らなきゃいけないと思っております。」

災害に強いインフラ整備や防災・減災対策、スポーツを通じた子どもたちの育成なども実現したいと語りました。

第一声を終えると、新潟市古町の商店街へ。さらなる知名度アップをねらい、直接〝顔を売る〟戦略です。

■自民党・新 中村真衣候補
「国民・県民の生活をどうすれば安心して暮らせるかだと思うので、色んなことを訴えながら17日間回りたい。」


【立憲民主党・現 打越さく良候補】―――
2期目を目指す立憲民主党の打越さく良さん。JR新潟駅前での第一声には、枝野幸男最高顧問が駆けつけました。

■立憲民主党 枝野幸男最高顧問
「現職の中では“最重点区”でしょう。コメの値段を『下げろ下げろ』だけ言っている今の農業政策は何も現場を分かっていない。この新潟で自民党を勝たせることがあっていいのか。このコメどころで、この新潟で打越さく良、必ず勝たせていただきたい。」

打越さんは第一声の冒頭、2024年の衆院選で与党を過半数割れに追い込んだ成果を強調しました。

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「昨年秋の衆院選以来、国会の風景は変わった。基礎年金の4割カット『これは食い止めてほしい』非正規雇用の方々のお話を受け、私は国会で質問した。この質問を契機に、基礎年金の底上げにめどをつけることができた。」

続いて、選挙公約を列挙します。

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「消費税ゼロを期間限定で行い、給付付き税額控除をする。地方の足『ガソリンの暫定税率を廃止』し、1Lあたり25円、軽油を17円引き下げる。」

農業政策にも力が入ります。

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「戸別所得補償制度をバージョンアップし、農地と食料を支える直接支払制度を進めていきましょう。」

そして、原発再稼働問題にも踏み込みました。

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「避難計画の実効性を確保し、地域の民主的な手続きを経た合意がない限り、原子力発電所の再稼働は認められない。それぞれの幸せを実感できる社会を構築していくために、みんなで咲かそう新潟。打越さく良、全力で頑張ります。」

前回は野党統一候補として臨みましたが、今回も同じ姿勢といいます。

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「自民党に対してしっかり立ち向かわなければという思いの方たちがたくさんいて、その思いをしっかり受け止めて頑張っていきたい。」


―――
3年ごとに実施される参院選は『政権の中間評価』の意味合いがあると言われますが、今回は異なります。2024年の衆院選で与党が過半数割れしたため、与野党ともに今回の参院選を事実上の『政権選択選挙』とみています。

そして、その結果を左右すると言われるのが1つの議席を争う選挙区『一人区』の勝敗です。32ある一人区のひとつである新潟選挙区は毎回接戦が続いていますが、今回も激戦とみられていて自民党の石破総裁や小泉農水大臣・立憲民主党の野田代表・参政党の神谷代表など党首や幹部・有名議員が序盤から応援に入る予定です。

参議院選挙は20日(日)に投開票されます。4日(金)からは期日前投票の受け付けも始まります。
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