2025.07.09【柏崎刈羽原発】柏崎市長「そろそろ結論を」原発地元トップが知事と懇談【新潟】
柏崎市・桜井雅浩市長「そろそろ結論を」
花角知事と市町村長が意見交換する懇談会が開かれました。今回は、長岡市や柏崎市など柏崎刈羽原発周辺自治体のトップが参加し、再稼働をめぐる知事の姿勢に率直な意見をぶつけました。
刈羽村役場で開かれた懇談会は、柏崎市や刈羽村・長岡市など6つの自治体のトップが出席し、冒頭を除き非公開で行われました。
原発の再稼働をめぐって残る要件は「地元の同意」のみ。
花角知事は、この会で出された意見を判断材料のひとつに位置付けるとしています。再稼働容認の立場から、たびたび知事の判断プロセスに苦言を呈してきた柏崎市の桜井市長は9日も・・・。
■柏崎市 桜井雅浩市長
「信を問うという論議がこれほどまでに続いているといった状況は決して幸いなものではない。新潟県の時間軸といったものも、そろそろ結論を出すべきであると申し上げたところでございます。」
また、6月に開かれた第一回公聴会のあり方にも意見しました。
■柏崎市 桜井雅浩市長
「先般の公聴会も少し異様な部分があった。違和感があったということも率直に申し上げました。一言ずつ例えば公述人がお話しされた後『うかがいました』とか、一言でもいいからそういうふうに対応していただければ、公聴会は少しだけよくなるのではないのかなという感想を申し上げました。」
一方、県民投票に肯定的な姿勢を示すなど、桜井市長とは別の立場から主張してきた長岡市の磯田市長は・・・。
■長岡市 磯田達伸市長
「まだまだ県民・長岡市民の原発の問題に対する理解というものは、なかなか進んでいないんじゃないかと、そういう状況ですとご報告しながら、これからさらにその理解を進める努力をしてもらいたいと申し上げました。」
懇談を終えた花角知事は、「貴重なご意見をいただいた」と述べるに留めました。