2025.07.10【夏の高校野球|新潟大会】中学からのバッテリー 互いを信じ続けた夏の舞台で強豪に挑む(関根学園ー糸魚川)【新潟】
関根学園 4-3 糸魚川
10日は4球場で8試合が行われ、好投手擁する『糸魚川』と春ベスト4の『関根学園』の試合は最後まで勝負の行方が分からない熱戦となりました。
佐藤池球場の第1試合に登場したのは『糸魚川』。エースの山岸、キャッチャーの中澤は今大会注目のバッテリー。2人は小学校6年の時に出会い、中学1年からバッテリーを組んできました。
■糸魚川 中澤克斗捕手(3年)
「他の高校を選んでいたが、山岸とバッテリー組みたかったのでここ(糸魚川)を選んだ。」
2人で迎える最後の夏-
試合は序盤、糸魚川・山岸が打たせて取るピッチングでスコアボードにゼロを並べていきます。しかし6回、思わぬ形で関根学園に先制点を奪われました。その1点が重くのしかかります。
7回、関根学園・エースでキャプテンの鈴木を打ち崩せず・・・迎えた8回、2番・水嶌がヒットを放つと、打席にはここまで好投を続ける山岸が3ベースヒットでついに同点に追いつきます。続く4番・中澤。エースの活躍に黙ってはいられないと、逆転ホームラン!1点リードの9回勝利まであとアウト2つ。
しかし、関根学園もシード校の意地を見せます。ノーアウト1塁・2塁から始まる今大会初のタイブレーク。10回は互いに得点を奪えず、11回糸魚川はノーアウト満塁のピンチを2人で切り抜けました。しかし、関根学園に勝ち越しを許しゲームセット。
熱闘の末、敗れた糸魚川。互いを信じ続けた夏の舞台に後悔はありません。
■糸魚川 山岸宥稀投手(3年)
「克斗を信頼して1回も首降らずに信じて投げられたので、ずっとやってきたからこそできたこと。」
■糸魚川 中澤克斗捕手(3年)
「6年間ずっとバッテリーを組んできて、宥稀の最高の球を最後まで受けられて本当にうれしいし、ありがとうの言葉を送りたい。」