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2025.07.14【参院選|20日投開票】最後の週末「コメ政策」めぐり論戦過熱【新潟】

【参院選|20日投開票】最後の週末「コメ政策」めぐり論戦過熱【新潟】
期日前投票が19日まで、20日に投開票
現職と新人4人の争いとなっている『参院選・新潟選挙区』。先週からこの土日にかけても、与野党の著名弁士が新潟入りしました。相手陣営への批判も激しくなるとともに、コメ政策をめぐる議論が過熱しています。


【立憲民主党・現 打越さく良候補】―――
10日、新発田市に来たのは、立憲民主党の野田佳彦代表。現職・打越さく良さんの応援にやってきました。
「運のいいことに能登で地震があった」と発言した自民党の鶴保庸介参院議員へ語気を強めます。

■立憲民主党 野田佳彦代表
「これはもう、失言というレベルではない。新潟でも被害が出たんじゃないんですか。被災地に寄り添う気持ちのない自民党にしっかりペナルティーを与えるためにも、打越さく良さんに支援をいただけるように。」

元水泳選手の相手候補を引き合いに、活を入れます。

■立憲民主党 野田佳彦代表
「水の中では相手には勝てない。だけど、陸の上では絶対に負けてはいけない。」

続いて『農業政策』へ。
今、コメの価格高騰の矛先が農協に向いているとしたうえで-

■立憲民主党 野田佳彦代表
「一番責任あるのは、自民党政権ではないか。コメの需給見通しを誤ったのは政府。作況指数を誤ったのは政府。自分たちが反省すべきなのに、人のせいにばかりする農政をやめようではありませんか。」

陣営は、農業政策への手ごたえを感じています。

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「やはり今、(農家を)支えなくてどうする。私は戸別所得補償制度をバージョンアップして、農家の人たちが農地を支え、安心して農業を、日本の主食・コメを作ってもらえる政治にしたい。」

夕方にやってきたのは-

■立憲民主党 辻元清美代表代行
「お昼は野田代表・元総理。そして夕方は、『総理、総理』の辻元。」

石破総理が党の新人議員に商品券を配った問題を追及します。

■立憲民主党 辻元清美代表代行
「国民にはこれだけ物価高で(自民党公約で)2万円配っておくとかといって、官邸で(党の新人議員に)食べさせてご苦労さんと言ってお礼の気持ちで家族にも何か買ってあげてと言って10万円の商品券渡した。これ感覚狂っていませんか。」

翌11日夜、長岡市に来たのは、枝野幸男前代表。こちらもコメに照準を合わせます。

■立憲民主党 枝野幸男元代表
「2009年の非自民政権で戸別所得補償制度を導入したじゃないですか?あれをそのまま続けていたら、後継者がいない、もうコメは続けられない。だからコメが足りなくなって、1年で2倍に上がる、海外から輸入するかもしれない。こんなバカなことは絶対に起こっていなかったんじゃないですか。」

■立憲民主党・現 打越さく良候補
「(政治は生活だと)田中角栄元総理が言ったというではないですか?自民党はそれを忘れている。政治とは生きること、食べること、それを支えること。その根本を自民党は忘れている。」

陣営は、混戦から抜け出したとの認識で一致していて、15日には再び野田代表が県内入りし突き放したい考えです。


【自民党・新 中村真衣候補】―――
ちょうど同じころ、自民党の新人・中村真衣さんの姿は小千谷市に。
応援に駆けつけたのは、小泉進次郎農水大臣です。備蓄米放出を主導した立場から訴えます。

■小泉進次郎農水大臣
「去年と比べて(コメ価格が)一気に2倍。あまりにも異常な状況なので抑えます。生産者の皆さんが安心して、増産にも取り組める。消費者が高いからコメをやめようと思わず、安心してコメを買える、そういった方向に必ず両立をさせていきます。」

立憲が政権の農業政策を批判するなか、演説の大半をコメ関連に割きました。

■自民党・新 中村真衣候補
「農家を守るには、農家の皆さんが安心して生産ができる環境を作っていくこと。そして、農家の皆さんの所得補償をもっともっと広げていかなければいけないと思っております。」

『政権選択選挙』とも言われる今回の参院選。

■小泉進次郎農水大臣
「今の野党でこの政権担当能力のある政党があるかと言えば、私は絶対ないと。中村さんが当選できるように、皆さんと一緒に逆転劇を起こそうじゃありませんか。」


その小泉大臣。JA新潟中央会の伊藤会長が「生産者にも目配りしてほしい」と発言した報道を引用し、Xを通じて対話を呼びかけていました。
これについて-

■小泉進次郎農水大臣
「(Q.JAの伊藤会長にはお会いにならない?)今回はお会いできないですね。いつでも楽しみにしています。」

翌日、小泉大臣から名指しされた伊藤会長を直撃すると-

■JA新潟中央会・連合会 伊藤能徳会長
「(Q.小泉大臣からその後、連絡はあった?)いやその後はありません。(小泉大臣は)発信力はいいんだけれども、いったん止まって猪突猛進じゃないけども、やっぱり冷静にもう少し判断してほしいと思います。」

そのうえで-

■JA新潟中央会・連合会 伊藤能徳会長
「私たちは中村真衣さんと政策協定を結んだ中で取り組んでおりますので、農業に理解がある方を一人でも多く国会に送りたいと一緒に今取り組みをしております。」


この日は、農水族のドンでもある森山裕党幹事長が来県。JAや経済界などから非公開で要望を受けました。

■自民党 森山裕幹事長
「何としても中村真衣さんに当選してもらいたい強い気持ちがある。農業政策を一番わかり日本の農業の将来をしっかりできるのは、私は自民党と公明党。」

■自民党・新 中村真衣候補
「(森山幹事長から)もう少しだから頑張れということで、まだまだみたいなので。」


そして13日、JR新潟駅南口にやってきたのは-

■小池百合子東京都知事
「教育こそ、まさに長岡出身ということは米百俵の精神で次の時代を育てていくということが非常に重要。そして、背泳ぎは後ろに進むことはないですよね?ぜひとも前へ前へとまい進していこうではありませんか。」

小野寺五典自民党政調会長も応援に入り、後半戦での巻き返しを図ります。

■自民党・新 中村真衣候補
「私の声はこのように枯れてしまっていますが、新潟県民の声は決して枯らすことなく精いっぱい頑張りたいと思っている。」


【参政党・新 平井恵里子候補】―――
参政党の新人・平井恵里子さんは11日、長岡市の栃尾を訪問。農家が多いとみて『農業政策』を訴えました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「(農家の)平均年齢は70歳と言われている。体力的な問題があるので、ずっと続けていくのは難しい。なぜ担い手がいないのか。生活していけないからだ。農業についても、林業についても、漁業についても。」

参政党は公約で、コメの増産や第一次産業従事者の公務員化を訴えていて、有権者の反応は良いと言います。
先週来県した神谷代表もコメ問題について言及し、農業票の獲得を図ります。

■参政党 神谷宗幣代表
「流通の問題もありますが、もう圧倒的に生産がおかしくなっているんです。これをやってきたのは、やっぱり自民党と公明党なんですね。減反政策、コメの価格を調整するためにと言ってきましたけれども、コメもずっと30年間値段下がり続けたんですよ。日本の失われた30年は、コメの価格も失われた30年。」

翌日は新潟市の中心部へ。街頭演説では他党への批判を展開しました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「当たり前のことが、どうして当たり前にできないのか。これを参政党は必死に言っているんです。5年前から同じことを言っている。選挙になるといいこと言う、耳ざわりのいいことを言う、そういう政党とどちらが信用できますかっていうことを皆さんに言いたいです。」


報道各社の情勢調査では、無党派層を中心に支持が増していると言われる参政党。陣営も意識しています。

■参政党・新 平井恵里子候補
「参政党は投票率を80%にしたい。なかなか簡単なことではない。皆さんも自分の1票なんかと言っていると変わらない。7月20日投開票日も期日前(投票)もやっているが、ぜひ投票に行ってください。」

演説後に『農業政策』について聞くと、与党のコメ政策に異を唱えました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「備蓄米は備蓄米としてちゃんと備蓄しておくべきだと思う。減反政策、失敗だった。それはそれで認めればいいと思うし、農家さんの声をきちんとまずは聞くということ。自分たちが推し進めたい政策ではなくて、コメを作っているのは農家さんだから農家さんの声を聞かないと。」

そのうえで、党が訴える農家の所得補償を強調しました。

■参政党・新 平井恵里子候補
「きちんと若い子たちが職業選択の1つに入れるような、農業をしたいという人が増えるような、その所得の補償。一次産業を守ってくださる方には国としてお金を出しますよとしないと、ずっと解決しないと思う。」


【政治団体NHK党・新 原田公成候補】―――
NHK党・新人の原田公成さんは13日、公示日以来10日ぶりに県内に入り、第一声と同じ県庁前であらためて公共放送の改革を訴えました。

■政治団体NHK党・新 原田公成候補
「私が1番訴えたいのは、公共放送としてのNHKの改革。まずはそれが1丁目1番地。皆さんの情報は公平で平等で正しいものを報道しなければいけない。」

コメをめぐる問題については-

■政治団体NHK党・新 原田公成候補
「大きな法人化農業を作って、市場を開放して海外に打って出る。JAの流通というよりも、ネット社会のネットの方に販路を求めるというのが正解だと思います。」
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