2025.07.16園児の歌声響く「復興ソング」中越沖地震から18年 歌い継ぐ記憶【新潟】
当時の記憶をつなぐ『復興ソング』
県内で15人が犠牲となった中越沖地震から、2025年7月16日で18年。柏崎市の保育園では、当時の記憶をつなぐ『復興ソング』を歌い継いでいます。
2007年7月16日に発生した中越沖地震。
柏崎市や刈羽村で最大震度6強を観測し、15人が死亡、約2300人が重軽傷を負いました。
「地震です。地震です。頭を守ってください。」
柏崎市の明照保育園。毎年、市の一斉放送に合わせて訓練を実施しています。園児たちは頭と体を守る姿勢を取りました。園舎は大きな被害を受け、1年以上にわたって仮設園舎での保育を余儀なくされました。
■明照保育園 川又寿子園長
「18年も経ちましたけど、昨日のように思い出し胸が締め付けられる。」
職員の半数以上は当時のまま。経験を活かし有事の対応について定期的に話し合っています。
毎年この時期に園児たちが歌うのは、被災当時の復興ソング『くじけるな!柏崎』。18年前から歌い継いでいます。
■明照保育園 川又寿子園長
「今はどこで何が起きるかわからない時代なので、子どもたちにはこういう体験を教えていかなければいけないと思っている。経験した人じゃないと分からないことなので。」