2025.07.16上越市 ダムの貯水量低下…約4万6000世帯・10万人あまりに「節水」呼びかけ【新潟】
貯水率は25.4%と平年の半分以下(16日午後3時時点)
上越市では、ダムの貯水量が低下し水道水が確保できなくなる可能性があるとして、31年ぶりに渇水対策本部を設置しました。市民には〝節水〟を呼びかけています。
県内では6月の梅雨入り以降、まとまった雨が降っていません。上越市では、水道水の水源となっているダムに影響が出ています。
■星野隼人UXカメラマン
「上越市の正善寺ダムです。例年この梅雨の時期は8~9割ほどの水が貯まっているということですが、今年はかなり水位が下がってしまっています。」
貯水率は、午後3時の時点で25.4%と平年の半分以下。今後もまとまった雨が見込めず15日、上越市は31年ぶりに「渇水対策本部」を設置し、板倉区や清里区など約4万6000世帯・10万人あまりの市民に対し、1日当たり約200Lの節水を呼びかけています。
■上越市ガス水道局 西山勝寛局長
「水源の状況をご理解いただきまして、40%以上の節水にご協力くださいとお願いするものでございます。」
農地の水不足も心配されることから相談窓口を設置し、対策にかかる費用の一部を補助するなど農家を支援するとしています。