2025.07.21【記者解説】参院選・新潟選挙区:注目ポイントは?【新潟】
SNSや動画情報を重視したか?(ANN出口調査)
今回の参院選について、UX県政担当の相原記者と一緒に詳しく見ていきます。
まず、今回の参院選・新潟選挙区の結果を受けて注目すべきポイントは『参政党の勢い』です。
今回、新人として立候補した平井恵里子さん。20万票を超える得票でその勢いは予想を超えるものでした。ANNの出口調査で投票の際にSNSや動画情報を重視したかを聞いた結果、参政党の平井さんに入れた人の7割以上が「SNSを重視した」と答えています。当選した立憲の打越さんや自民の中村さんは5割に届かず、いかに参政党の支持者がSNSを参考にしているかが伺えます。
これと関連して、年代別の投票先を聞いたデータでも若者を中心に興味深い数値が出ています。10代~40代は参政党の平井さんに入れた人が最も多く、特に20代・30代は半数近くが平井さんに投票しています。演説や集会でも若者が集まることが多く、SNSなどをよく使う世代に波及したと思われます。
そして、新潟における国政選挙で毎回注目されるのが『無党派層』の動きです。
出口調査で、どの政党を指示する人が誰に投票したかを示したデータがあります。これを見ると、無党派層は51%が立憲の打越さん、次いで参政の平井さんが24%。最も低かったのが自民の中村さんで23%に。
参政党の躍進なしに語れない選挙となりました。