2025.08.21コメ増産・輸出拡大方針に「すぐにできるものではない」農家からは戸惑いの声【新潟】
政府はコメを作りすぎない政策から〝増産〟に方針転換
政府がコメの増産や輸出拡大にかじをきる中、県内の農家からは戸惑いの声が上がっています。
18日に開かれた『稲作塾』。JAえちご中越の関係者が、若手農家にコメ作りの技術を教えました。
雨不足や渇水の影響が心配されますが、コシヒカリの生育状況は-
■JAえちご中越農政企画課 山本雄一郎課長補佐
「この圃場(ほじょう)は、川からのポンプアップ、水があったと思われるので(渇水の)影響はなかったと思われます。」
この秋も全国の収穫量が不透明と言われる中、政府はコメを作りすぎない政策から〝増産〟に方針転換しました。
■小泉進次郎農水大臣
「増産にかじをきる政策へ移行していきます。増産の出口として輸出の抜本的拡大を図ります。」
若手農家からは戸惑いの声が上がります。
■農家歴3年
「増産はするべきなんだろうが、農地にも人手にも限りはあるし、すぐにはできるものじゃない。」
■農家半年
「むちゃだなというところはありますね。補助金などのお金の面、農家の補助もしていただければ。」
政府は、海外の日本食ブームを受けてコメの輸出を拡大する方針ですが、長岡市の輸出を手がける業者は簡単ではないと指摘します。
■エコ・ライス新潟 豊永有社長
「輸送費がめちゃめちゃ大きく、平気で3~4倍上がったりする。そのへんに手を打ってもらわないと、輸出は絶対伸びないと思います。」