2025.09.1010日夜から警報級の大雨のところも、通勤時間帯の交通の影響にも注意を【気象予報士が解説|新潟】
11日(木)夕方までの24時間降水量
10日(水)は天気が下り坂で、昼過ぎから雨が降り始めたところがあります。そして、すでに大雨になっているところがあります。
新潟市と新発田市・村上市に、浸水に関する大雨警報が発表されています。ただ、雨のピークは10日(水)夜~11日(木)午前中にかけてとなりそうです。
◆11日(木)午前9時の予想天気図
秋雨前線が日本付近に停滞しますが、ゆっくりと南に下がっていく見通しです。このため、県内では午前を中心に雨が降り大雨になるところもありますが、午後は次第に降り方が落ち着く見込みです。
では、今後の雨の降り方を10日(水)夜から見ていきます。
◆雨の降り方
10日(水)夜9時、佐渡は各地雨で、上・中・下越も局地的に雨雲が湧くでしょう。カミナリを伴って滝のような非常に激しい雨が降るところもありそうです。
そして、このあと能登半島付近の発達した雲の塊が近づいてきます。時間を進めると、日付が変わるころには全県的に雨となり、未明には非常に激しい雨が降るでしょう。朝にはまとまった雨雲が抜ける見込みですが、朝のうちは局地的にカミナリを伴って滝のような非常に激しい雨が降るおそれがあります。
その後、日中は次第に雨の範囲が狭くなりますが、山沿いは天気の回復が遅く、夜にかけて所々で雨が降りそうです。
◆11日(木)夕方までの24時間降水量
下越と佐渡で100mm、上越と中越で80mmの予想です。予想より雨雲が発達した場合には【警報級の大雨】の範囲が広がる可能性があります。11日(木)夕方にかけて、土砂災害や低い土地の浸水・川の増水や氾濫に注意・警戒をしてください。
また、11日(木)朝も激しい雷雨のおそれがありますので、通勤通学の時間帯は道路の冠水による通行止めや電車の運休など、交通への影響にも注意が必要です。