2025.09.19「何とか再開させたい」今冬にも営業再開か:ぶどうスキー場が民間運営で存続へ調整【新潟・村上市】
システム開発などを手掛ける東京のIT会社『シンクファースト』が運営を引き継ぐ
村上市が運営していた『ぶどうスキー場』について、昨シーズンまでで営業を終了する予定でしたが、民間事業者が運営を引き継ぎ存続する方向で調整していることがわかりました。早ければ、この冬から営業を再開する可能性があります。
『ぶどうスキー場』は1988年に開業し、昨シーズンまで36年にわたり村上市が運営してきました。常連客に愛されながらも客が減り続けたことや、老朽化したリフトの修繕費のメドが立たないことなどから2024年3月で営業を終了していました。
運営を引き継ぐのは、システム開発などを手掛ける東京のIT会社『シンクファースト』。ぶどうスキー場の運営を新規事業として手掛ける意向です。
村上市によりますと、土地については市がこれまで通り地権者との契約を継続し、シンクファーストから土地の貸借料を受け取り地権者に支払うということです。市が所有するリフトやロッジなどの設備は、一定期間無償で貸与する方針で議会に提案するとしています。
シンクファーストは、冬の営業の他に夏はキャンプ場として活用するなど通年営業ができる施設を目指すとしていて、従業員の通年雇用を想定しているということです。沼前純一社長はUXの取材に対し、「地域に愛されるスキー場だったことから何とか再開させたい。若者の流入や地域の活性化に貢献していきたい」と話しました。