2025.09.22【サッカーJ1|アルビ】23日負けられない名古屋戦!カギ握る〝新加入コンビ〟に聞くJ1残留へのポイントは【新潟】
カギ握る〝新加入コンビ〟
アルビレックス新潟は今シーズンも残り8試合となる中、23日はホームで名古屋グランパスと対戦します。J1残留へ負けられない一戦、勝利のカギとなる2人の〝新加入コンビ〟に話を聞きました。
大詰めを迎えたJ1リーグ。今シーズン、樹森新監督のもとスタートを切ったアルビレックス新潟。しかし、開幕から8試合白星なしと苦戦を強いられ、その後成績不振により解任。6月23日からはコーチを務めていた入江徹さんが新たに監督に就任したものの、入江アルビ発足から10試合連続で勝利がなくリーグ最下位に沈んでいます。
■入江徹監督
「もっともっと突き詰めなければいけない部分。決めきれていないところはあるので、もっと続けてやっていくしかない。」
そうした中で、残留への一つの光明が〝新加入選手〟。夏に7人の選手が加入し移籍後早々から存在感を示すと、試合を重ねるごとに徐々にフィットしてきました。
中でもJ1残留へのキーマンとなるのが-
「背番号8番・白井永地です。」
「背番号50番・植村洋斗です。」
ボランチコンビ・新加入の白井永地と植村洋斗。7月に柏レイソルから完全移籍で加入した白井は、攻撃で厚みをもたらし守備では周りを動かしながらクレバーに対応する、まさに『アルビの心臓』。8月16日の川崎戦では、早速ゴールを決めるなどすでに欠かせない存在となっています。
■白井永地選手
「新潟から話が来て難しい状況は分かっていたが、ここでもう一度自分の力を証明する良いチャンスだと思ったし、そういう意味で(移籍を)決断した。」
ジュビロ磐田からレンタルで移籍した植村は、献身的なディフェンスとドリブルの推進力が武器の攻撃的なボランチです。先週の清水戦ではロングスローを披露し、アルビの攻撃に新たな引き出しを増やしました。
■植村洋斗選手
「新潟からオファーもらって、去年から対戦していて良いサッカーしているのは知っていたし、ここでもう一回自分自身成長したいなと思い決断した。」
そもそもボランチとは、サッカーのフォーメーションで中央に位置し、攻守をつかさどるポジション。アルビのパスサッカーにおいては〝要〟となる存在です。
■植村洋斗選手
「自分たちの距離が良ければチームも良くなるし、チームの中心的なポジションだと思う。」
■白井永地選手
「ボランチは勝敗に左右する場面が多いポジションなので、どこまで僕たちが相手チームのバランスを崩して攻めるか、ピンチになる可能性もあるがそれを考えながらプレーしている。」
コンビネーションが重要な中、常にコミュニケーションも取っているようで-
■白井永地選手
「もっと年上かなと思ったら、(奥村)仁とかと一緒でしょ?」
■植村洋斗選手
「2年目です。」
■白井永地選手
「それ聞いてびっくりした。落ち着いている。若手らしからぬプレーというか、ベテラン感漂っている。」
■植村洋斗選手
「最初めっちゃ真面目なのかなと思った。」
■白井永地選手
「良い意味でしょ?」
■植村洋斗選手
「良い意味です。結構いじられたりしているので。」
■白井永地選手
「結構タメ語だよね?」
■植村洋斗選手
「基本タメ語です。」
■白井永地選手
「あまり気にしない。」
ただ、リーグ最下位という現状を受け止める2人。2024年は前のチームでそれぞれJ1残留と降格を味わいました。その経験で感じた2人の共通するJ1残留へのポイントは〝メンタル〟だといいます。
■白井永地選手
「僕が去年(柏でJ1残留争いをして)感じたのは、メンタル的な部分が大きいと思っていて、普段やれていたことが簡単にできなくなってしまうことが起きるしネガティブな要素が入ってきやすい状況なので、それをどうポジティブに変えていくかが大事。」
■植村洋斗選手
「間違いなくメンタルは絶対大事になってくる。一人一人が自信もってプレーできればそれが結果に繋がると思うので、厳しい状況だがどれだけ自分たちのサッカーができるかというところにこだわってやっていきたい。」
流れを変えるために勝利が欲しい23日の相手は、名古屋グランパス。2024年のルヴァン杯決勝で敗れた因縁の相手です。新潟の注目がボランチなら、名古屋の警戒すべき相手もボランチの選手。
その選手が-
33歳のベテラン・稲垣祥。ここまでボランチながらチームトップの8ゴール。守備はもちろん、両足から放たれる精度の高いキックは脅威です。
■白井永地選手
「ボランチなのにゴール前にいる選手で、なんでそこにいるのというゴールを取る。そこをどう抑えるかが大事だし、逆にそのバランスをどう突くかが大事。」
■植村洋斗選手
「守備の能力がすごいなと。寄せるスピードだったり守備範囲の広さだったり。そこからカウンターというシーンも多く作られていると思うので、そこには注意して簡単なミスは無くさなければいけない。」
勝負のリーグ終盤。J1生き残りへ、新たな新潟の心臓が残留を決めるその瞬間まで走り続けます。
■植村洋斗選手
「残留するため、チームのため、仲間のためにどれだけプレーできるかだと思うので、1試合1試合死ぬ気で戦えるように頑張りたい。」
■白井永地選手
「自分たちが残留するんだという強い気持ちを持って戦わないといけないですし、その雰囲気をサポーターも作ってくれているので一体となって新潟がJ1に相応しいチームというのをしっかり見せつけて残留したい。」