2025.09.23【ふるさと納税】9月いっぱいでポイント還元が禁止に、寄付額約2倍 県内での駆け込みでの寄付広がる【新潟】
県内での駆け込みでの寄付広がる
9月いっぱいで『ふるさと納税』の仲介サイトが行うポイント還元が禁止されます。これを前に、県内の自治体にも駆け込みで寄付をする動きが広がっています。
『ふるさと納税』は、これまで仲介サイトを経由することでそれぞれから寄付額に応じてポイントが付与されていましたが、このポイント付与が10月から禁止になります。
県内で3番目の寄付額を誇る『三条市』。ふるさと納税の仲介サイトに掲載している返礼品の数は、3000点以上です。とくに人気を集めているのが、蒸し器やキッチンバサミ・包丁といった広く家庭で使われるキッチン用品で、コメやル・レクチエなど食べ物の需要も高いといいます。
■三条市ふるさと納税担当 滝沢祐貴さん
「ものづくりのまちですので、キッチン用品であったりアウトドア用品・日用品と、いういわゆるものづくりの製造加工のものが人気になっています。」
8月から『ふるさと納税』の申し込みが増加していて、寄付額は2024年の同じ時期に比べ8月は約1.9倍、9月は14日時点で約2.8倍に増えているということです。
■三条市ふるさと納税担当 滝沢祐貴さん
「(駆け込みの)予測はしていましたが、やっぱり皆さん関心が高まっているんだなという印象を受けています。質のいい三条産品を届けられるように、返礼品を提供いただいている事業者さんと話し合いは重ねてまいりましたので、品質の高いものは引き続きお届けしていきたいなと思っています。」
また、長岡市は〝コメ〟の返礼品が好調で、さらに駆け込み寄付の影響もみられています。
■長岡市広報・魅力発信課 木村聡子課長
「『寄付をしたいが発送を遅らせてもらえないか』という明らかに先に支払いをしてしまいたい意図を感じる問い合わせも受けている。そういう点では駆け込み需要の影響はあるかと思う。」