4日の自民党総裁選で高市早苗前経済安保担当大臣が勝利し、次の総理に就任する見通しとなりました。自民党はこれからどう立て直すのでしょうか。また、人々は新しいリーダーに何を期待しているのでしょうか。

■コメ農家 原佑哉さん
「安定経営ですよね･･･。2年前の令和5年は(猛暑による不作で)家一軒(分の収入が)なくなるので。」

小千谷市のコメ農家・原佑哉さん。自民党を支持しています。7月の参院選では、高騰するコメ価格に対する農業政策が大きな争点となり、県内でも農業票の獲得へ与野党が火花を散らしました。

一方、総裁選では5人の候補とも農業者の収入を上げる方向性を示しましたが、具体的なコメ政策について大きな議論とはなりませんでした。原さんは、「コメをめぐる論戦はなかったに等しい」としたうえで、物価高騰により生産コストが上がるなか「安定経営に向けた具体的な所得向上策」を示してほしかったと言います。

■コメ農家 原佑哉さん
「肥料も10年前に比べれば2.5倍に上がっているし、機械(の価格)も上がっている。これだけコメの値段が上がっているが、差額(利益)が開かない。需要と供給のバランスをとりつつ、ある程度単価も維持しながらやってもらいたい。」