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2025.10.08【特集】無敵の〝レスリング少女〟全国4連覇!「もっと強くなりたい」強さの秘密は【新潟】

【特集】無敵の〝レスリング少女〟全国4連覇!「もっと強くなりたい」強さの秘密は【新潟】
得意技は『片足タックル』
新潟市西蒲区に住む小学6年生がレスリングでこの夏、全国大会4連覇を達成しました。持ち前の運動神経と攻めのレスリングで全試合圧勝、これからの活躍が期待される彼女の強さに迫りました。

新潟市西蒲区にあるレスリングの練習場-
年少から中学校3年生まで39人が所属する『巻っずレスリングクラブ』。その中で黙々と練習に励んでいたのが、大地琴奏(おおちことか)さん・小学6年生です。学校が終わると、この練習場に通っています。

大地さんは、2025年7月に東京で開かれた『全国少年少女レスリング選手権大会』6年生女子の部30kg級で優勝しました。

■大地琴奏さん(小6)
「(全国大会は)すごく落ち着いてできて良かった。(武器は)スピードと対応力。瞬間的に判断して動けるところが強み。」

直径9mの円内で3分×2セットで争うレスリング。技を決めるとポイントが入り、試合終了時のポイント数で勝敗が決まります。また、試合の途中でも相手の両肩をマットに1秒つけた場合は『フォール勝ち』となり、その時点で試合終了。ポイント差が10点となったときもその時点で勝利となります。

7月の大会で大地さんは1試合目の『フォール勝ち』に始まり、準決勝・決勝は『10-0』でどちらも圧勝。現在、全国大会無敵の〝4連覇中〟です。

■巻っずレスリングクラブ 本名栄仁監督
「今の階級では相手はいないと思う。とにかく攻める。守って勝つのではなくどんどん攻めて攻めて、そこで失敗してももっと攻める。」

レスリングを始めたのは小学2年生でした。

■大地琴奏さん(小6)
「ここの体育塾に最初入っていて、本名監督が誘ってくれて始めた。『レスリングやってみないか』って」。

『運動神経が全然違った』と話す本名監督。そこから大地さんはレスリングの魅力にハマっていきました。

■大地琴奏さん(小6)
「いろいろな技があって相手をどう崩すかとか、こういう技をしてみようってチャレンジするのが楽しいし、目標を立ててそれを達成できたときがうれしい。」

大地さんの得意技は『片足タックル』。一瞬の隙を突き攻め込みます。
練習中のスパーリング相手は、中学2年生です。じつはこの選手、本名監督の次女・沙羽さん。全中2位の実力者です。

■巻っずレスリングクラブ 本名栄仁監督
「これから上の階級に行くと強い選手がたくさんいるので、そうなったときにどれだけ自分の気持ちを強く持てるかが勝敗の分かれ目になる。」

本名監督自身もレスリングの元トッププレーヤーで、大学4年時にはインカレで優勝しました。妻・亜里さんも元アジアチャンピオン。また、沙羽さんのほか、双子の息子・一晟さんと帝心さんはともにインカレ王者で、高校1年生の長女・奏天さんは新潟県代表の国体選手。まさに『最強のレスリング一家』です。

■巻っずレスリングクラブ 本名栄仁監督
「僕ら夫婦はオリンピックに出られなかったので、根本にはオリンピックを狙う・出る選手が(クラブから)出たら一番うれしいところもあるが、基本は楽しんでいこうというスタイル。それが根本にあると(選手たちは)つらい練習も乗り越えられたり、きつくても乗り越えられるのかなと。」

いつかこのクラブからオリンピック選手を!
巻っずレスリングクラブは全国4連覇の大地さんのほか、今年の大会では3位以内が3人、ベスト8が3人と実力者が勢ぞろい。この環境も大地さんの強さの一因です。


そんな大地さんですが、オフの日は意外な一面も。
『ピアノ』は、大地さんが幼稚園のころから続けています。

■大地琴奏さん(小6)
「(Q.ピアノは楽しい?)楽しい。レスリングの練習きついから。」

レスリングの競争心は、ピアノでも同じの様でー

■ピアノの先生
「めちゃくちゃ負けず嫌い、だよね。レッスンで言ったことは必ず次の週には直してくる。めちゃくちゃ練習してくる。」


新潟市西蒲区にある大地さんの自宅。
学校から帰ると、愛犬のチョコちゃんと遊ぶのが日課です。

■大地琴奏さん(小6)
「お父さんすごいよ。クッキーできたよ。」

レスリングでは無敵の大地さんも、家では普通の小学生です。

■父・一弘さん
「分からない世界だったので、レスリング…やっていけるのかなって、そんな感じだった。」

娘の将来について聞いてみるとー

■父・一弘さん
「レスリング行くならレスリングで、他の道を見つけるのならそれはそれでいいのかなと。とにかく本人が行きたいところをまっすぐ進んでほしい。」


2026年1月には、全国大会上位入賞者らによる選抜選手権が控えています。目標はいつも試合が近づいてきてから決めるという大地さん。「7月の結果は過去のこと」と、さらなる高みを目指します。

■大地琴奏さん(小6)
「(今は)力を抜いて要所要所で力を入れる、力の使い方の練習をしている。もっと強くなりたいと思う。」
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