2025.10.29県内の暴力行為件数が小・中・高すべてで過去最多を更新・・・文科省がいじめ実態などを調査【新潟】
小・中・高すべてで過去最多を更新
文部科学省が児童・生徒のいじめなどに関する調査結果を公表しました。
県内では、1000人あたりの暴力行為の件数が4年連続で全国最多だったことがわかりました。
調査によりますと、昨年度の県内の児童生徒による暴力行為の発生件数は、小・中・高すべてで過去最多を更新。1000人あたりの発生件数は、全国平均を大きく上回る24.9件で4年連続で全国最多となりました。
また、いじめの認知件数も小・中・高の総計が2万1000件あまりとなり過去最多。1000人あたりの件数は、全国で3番目に多い102.5件でした。
いじめの事例として「冷やかし」や「からかい」が最も多く、パソコンや携帯電話などでの誹謗中傷も一定程度あるということです。
県教育委員会は、教職員らがいじめ事案の積極的な把握に努めているため認知件数が増えたとの見方を示す一方、「発生自体が増えている可能性もあり、SNSの使い方など未然防止のための教育を進めたい」としています。