2025.11.04【拉致問題】高市総理「手段を選ぶつもりはない」拉致被害者の救出に向け 日朝首脳会談を打診【新潟】
国民大集会に出席した高市総理
3日、全拉致被害者の帰国を願う国民大集会が開かれ、出席した高市総理は北朝鮮に日朝首脳会談の開催を打診したと明らかにしました。
総理大臣に就任してから初めて国民大集会に出席した高市総理。
2002年に5人が帰国して以降、1人の帰国も果たせていない現状に「申し訳ない限り」と述べた上で-
■高市早苗総理
「すでに北朝鮮側には首脳会談をしたい旨を伝えている。金正恩委員長と首脳同士で正面から向き合い、私自らが先頭に立って具体的な成果に結び付けたい。」
日朝首脳会談は、2004年に当時の小泉総理と金正日総書記が行って以降実現していません。横田めぐみさんが拉致されてから2025年11月15日で48年が経ちます。帰国が果たせていない拉致被害者の親世代は、めぐみさんの母・早紀江さんひとり。2026年2月で90歳を迎えます。
■横田めぐみさんの母・早紀江さん
「本当にこの問題だけは不思議なことに全然に動こうとしない。子どもたちを返さなければいけないと、世界中が思っていることをわかってもらえるように(日本政府に)交渉してもらえることが私たちの望み。」
■横田めぐみさんの弟・拓也さん
「このような理不尽な状況を黙って見て見ぬふりをしてはならない。日本政府はこの問題を我が事に置き換え、迅速かつ強く北朝鮮に解決を求めてほしい。私たちは絶対にあきらめない。絶対に負けるわけにはいかない戦い。これからも、ともに戦ってください。」
北朝鮮が「拉致問題は解決済み」との姿勢を崩さないなか、事態の進展に結び付けられるのか。
■高市早苗総理
「私は手段を選ぶつもりはない。私の代で何としても突破口を開き、拉致問題を解決したい。その決意に満ちている。」
高市総理の手腕に注目が集まります。