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2025年11月13日(木)本日の番組表

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2025.11.12【特集】クマに襲われた被害者たちの証言:県内の人身被害は過去最多のペース【新潟】

【特集】クマに襲われた被害者たちの証言:県内の人身被害は過去最多のペース【新潟】
遭遇の瞬間について証言「対応の難しさを痛感した」と口をそろえる
クマと遭遇した、その時…冷静な対応がとれるでしょうか。
クマに襲われた被害者たちが、遭遇の瞬間について証言「対応の難しさを痛感した」と口をそろえます。

全国で連日のように報じられているクマによる人身被害。今年度、県内では17人のケガ人が出ていて過去最多のペースです。

【新発田市でクマに襲われた男性】
■クマに襲われた60代の男性
「わき腹に一撃を受けた。」

この男性は、11月9日に新発田市の自宅敷地内で体長1mほどのクマと遭遇、わき腹をひっかかれケガをしました。

ツキノワグマの鋭い爪…
ガラス扉を破壊するほどの力…
男性は軽傷で済んだと話していますが…

■クマに襲われた60代の男性
「命の危険をいま考えたら感じますよね。ひとごとではないと思った。」

クマと遭遇したその瞬間…男性がとった行動は-

■クマに襲われた60代の男性
「そのやぶからクマが顔を出して、私の方に突進してきた。」

男性は走って逃げたと言いますが-

■クマに襲われた60代の男性
「この辺で追い越されたというか すぐそこに近づいちゃって、この辺の石で滑って転んだんですよ。この辺で転んじゃって、そしたらクマが私の方に覆いかぶさるような感じでした。そのとき、わき腹に一撃を受けた。顔を目の前で見た。(Q.どんな顔でした?)クマでした。」

クマと遭遇したとき、〝走って逃げるのは危険〟とされています。
目を合わせて後ずさりをする、首などを守る防御姿勢をとるなどの対応が呼びかけられていますが、男性はその難しさを痛感したと言います。

■クマに襲われた60代の男性
「目を合わせて後ずさりするなんてよくテレビでやっていますけど、そんな余裕はないですよ。最近あちこちで出没情報がありましたけど、この集落ではほとんど(出没が)ないと思います。まさかうちに出るとはとても考えられなかった。」


【上越市でクマに襲われた職員】
上越市大島区。
10月、クマに襲われた『ゆきぐに森林組合』の職員が証言します。

■クマに襲われた20代の男性A
「まさか自分たちが襲われるとは思わなかった。」

2人は10月に測量のため山に入った際、体長約1mのクマに襲われました。

■クマに襲われた20代の男性A
「自分たちのいるところから20mくらいの茂みがガサガサと鳴って、そっちを向いたら(クマが)走ってきた。」

2人は仕事で山に入ることがよくありますが、クマと遭遇したのは初めてでした。

■クマに襲われた20代の男性A
「見つけたときにそのまま向かって来られて、抱え込む形で飛びかかってきたので右手をかまれて肩と太ももにひっかき傷がついた。」

■クマに襲われた20代の男性B
「左の後ろの足首からすねにかけてかまれて傷になった。」

生々しい傷痕…作業服の上にウィンドブレーカーを着ていましたが、地肌にこれだけのダメージを受けました。長靴の上から噛まれた足は…痛々しい傷痕が残っています。

クマと遭遇したときの行動を振り返ってもらうと-

■クマに襲われた20代の男性A
「とっさにしゃがむまでは考えが及ばなかった。なたで威嚇というか、腕が前に出ていた。腕が出ていなかったら、もしかしたら首をかまれていたかもしれない。」

■クマに襲われた20代の男性B
「(後ろを向いたが)リュックを背負っていたから、背中を狙われなかったと思う。運よく装備のおかげで助かった。背を向けるのはよくない。」

背中を向けるのはよくないと理解していたものの、やはり〝とっさの対応〟は難しかったと言います。

■クマに襲われた20代の男性A
「(クマは)思いっきり腕を振ったわけではないのにそれでも痛かったので、1mのクマに襲われてこの程度で済んで助かったと思った。」

■クマに襲われた20代の男性B
「クマが逃げてくれて助かったので、一番は出会わないことだと思う。」

『ゆきぐに森林組合』は今回の被害を受けて、クマ鈴を配布するなど対策を強化しました。

■ゆきぐに森林組合 井部慎一代表理事専務
「いきなりすぐ近くで人身被害があって驚いた。普通に(クマが)いるという認識で山に入らないと、いつ事故になるかわからない。」


被害者たちの証言から、クマと遭遇したときに〝冷静に対応することの難しさ〟が浮き彫りになりました。
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