2025.11.12【柏崎刈羽原発|県民意識調査】花角知事「傾向把握できた」近く再稼働判断へ【新潟】
定例記者会見(12日午前10時すぎ)
原発再稼働をめぐる知事の『判断』いよいよ大詰めを迎えています。花角知事は午前の会見で、再稼働に関する県民意識調査の結果について「傾向が把握できた」と評価を述べました。そして午後からは、柏崎市・刈羽村のトップと面会。さらに周辺住民との意見交換に臨みました。近く、最終判断を示す意向です。
花角知事は、今日の定例記者会見で柏崎刈羽原発の再稼働について実施した『県民意識調査』の結果について「傾向が把握できた」と述べ、近いうちに最終判断する考えを強調しました。
■花角英世知事
「まさに多様な意識を探るということで行ってきたものなので、全体の傾向値みたいなものは何となく把握できると思っている。」
18歳以上の県民1万2000人を対象に実施した『県民意識調査』。
知事が挙げたのは、次の2点でした。
■花角英世知事
「世代間というか、若い人は比較的 肯定的な人が多い。」
調査では「Q.再稼働の条件は整っているか」との問いに対し、男女とも18~29歳の年齢層が世代別でもっとも肯定的でした。
■花角英世知事
「安全対策・国や県の防災対策の取り組みがまだ県民に伝わっていない。」
そのうえで、県民への周知が重要との認識を示しました。
東電への不信感が根強かった点は-
■花角英世知事
「時間がかかると思う。結局、実績が出て初めて信頼できる。」
全体的に再稼働に慎重な意見が多い点も含めてこう述べました。
■花角英世知事
「この調査結果を眺めながら、判断を考えていきたい。」
公聴会とあわせて、県民の多様な意見を把握したとする花角知事。会見では13日に原発を訪れるほか、判断前に福島第一原発を視察する意向も表明しました。