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2025年11月18日(火)本日の番組表

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2025.11.17【特集】元高校球児が大学で「甲子園」目指しアメフト選手に!最終戦に密着【新潟】

【特集】元高校球児が大学で「甲子園」目指しアメフト選手に!最終戦に密着【新潟】
仲間と日本一を目指した4年間、涙の最終戦に密着
新潟高校・野球部出身で、大学からアメフトを始めて関東のトップリーグで活躍している選手がいます。

仲間と日本一を目指した4年間。涙の最終戦に密着しました。

11月8日、戦いの舞台は横浜スタジアム。
中央大学アメリカンフットボール部『ラクーンズ』の背番号1を背負うのは、4年・宮澤光士郎。ポジションは、パスをキャッチするワイドレシーバー。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「本当に色々な人に支えられてここまでやってこられたので、感謝の気持ちというのが大きい。」

大学生活最後の試合で躍動しました。


「マジで気合い入れてやろう、ラクーンズ!」
関東1部リーグに所属する中央大学。100人近い部員が日本一を目指して活動しています。

アメフトをほとんど知らなかった宮澤に入部を決意させたのは、ある言葉でした。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「高校まではずっと野球をやっていて大学で先輩に勧誘されたときに、アメフトの日本一決定戦が〝甲子園〟で行われるよという話をされて。」

新潟高校野球部で甲子園を目指して汗を流した宮澤。最後の夏は、3回戦で敗退。甲子園の舞台に立つことはできませんでした。

夢の続きを、アメフトで―
大学日本一を決める試合『甲子園ボウル』の出場が、新たな目標になりました。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「甲子園に出るという目標があって野球を続けていたので、新しい挑戦だけど甲子園を目指せるというところにすごくひかれた。」

アメフトの基本は〝体づくり〟。
入部当初65kgだった体重は、現在83kgに。妥協せず肉体を鍛え上げました。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「ベンチプレスは、いま120kg上がる。トレーニングはやったらやっただけ結果が出る。フィジカル面では負けたくない部分があったので、本当に力を入れて取り組んだ。」

宮澤のポジションは、パスをキャッチする『ワイドレシーバー』。
野球の経験がプレーに生かされているとコーチは分析します。

■中央大学ラクーンズ 前田一之コーチ
「野球をやっていたのもあってボール・球感が良くて、落下点をしっかり見極めて確実にキャッチする能力がある。すごくまじめなので、ひとつのことを指導するとそれを自分のものにしようと思って何回も取り組んでくれる。」

頭角を現した宮澤は2年生のとき、リーグでもっとも多くパスをキャッチした選手に贈られる『リーディングレシーバー』に輝きました。

ラクーンズの選手のうち、アメフト経験者は4割ほど。他のスポーツ出身の選手にも活躍の場が与えられています。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「色々なタイプの人が色々な形で試合に出場できる。例えば、走るのが得意な人はそういったポジションで輝けるし、体重があってパワーに自信がある人は力が必要なポジションで輝ける。(フィールドにいる)11人が色々な形でチームに貢献できるのが魅力。」


アメフトで欠かせないのが〝ミーティング〟です。

■中央大学ラクーンズ 松場智紀コーチ
「自分がイメージしているプレーができているか、求められている動きができているかよくレビューしてほしいし、あらゆる状況に対応できるように。」

攻撃は作戦によってすべて動きが決められているため、選手は頭に入れておく必要があります。

プレーブックは100ページ以上。練習や試合のビデオを繰り返し見て理解を深めます。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「考えることや覚えなければいけないことがたくさんあって。準備したプレーを試合で出して、それが成功したときの喜びが面白い。」


11月はじめ-
ラクーンズは接戦の末 敗れた試合もあり、ここまで1勝5敗。甲子園ボウルにつながるトーナメント『全日本大学選手権』への出場はかなわず、シーズン最終戦に臨むことになりました。

■中央大学ラクーンズ 石橋惟邦副将
「全然おれらまだまだ残り1週間ないなかで成長できると思う。称号では〝日本一〟というのはないかもしれないけれど、振り返ってみたときにラクーンズは誰がどう見ても『日本一でした』と言えるようにするんだろう。まだまだ足りないと思う。もっともっとやれると思う。頑張ろうぜもっと、ラストだぞ、このチームでできるのも。」

宮澤にとって4年間、ともに戦ってきた同期と挑む〝最後の試合〟。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「4年生全員で話し合ってラストイヤーみんなで気合入れて、心をひとつにして頑張ろうということで全員で丸刈りにしました。最初はすごくしんどくてやめたくなることもたくさんあったんですけど、仲間にも支えられましたし、4年間一緒にやってきた同期のみんなにも(最後の試合で)自分が活躍して勝利という形で恩返したい。」

最高の舞台で-
最高の仲間とともに―


第2クオーター、宮澤が魅せます。
ロングパスキャッチをして、大きく前進すると・・・ゴール前、ボールをトスするトリックプレーでタッチダウン!リードを広げます。

前半終了間際には、クオーターバック小野からキャプテン松岡へのホットライン!スーパーキャッチで追加点を奪います。

この試合、宮澤は体を張ったプレーで貢献。ボールを持った選手の前で壁になり、タッチダウンを後押しします。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「下級生のころは自分がボールを取って活躍することしか考えていなかったけれど、ブロックで他の選手を支えるプレーをすごくこだわって練習してきたので、そういった部分が出せたのは良かった。」

その後も得点を重ねたラクーンズ。終わりのときが近づいていました。

最終戦を〝勝利〟で飾りました。

■中央大学ラクーンズ 宮澤光士郎選手(4年)
「色々な人に支えられてここまでやってこられたので、感謝の気持ちと終わってしまう寂しさがあふれた。本当ずっと同期と1年生のころから切磋琢磨(せっさたくま)してきたし、ぶつかり合うこともあったけれど、同期のみんながいたからここまでやれたと思っているので、一番感謝の気持ちが大きいですかね。大学では4年間 日本一を目指してやってきたんですけどかなわなかったので、社会人で〝日本一〟という夢をかなえられたらいいかなと思います。」
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