2025.11.26これからの時期「ストーブ火災」に注意を:消防が実験を公開【新潟】
『灯油の交換時』にも注意を
ストーブを使い始めた家庭も多いのではないでしょうか?使い始めのこの時期、ストーブによる火災に注意が必要です。消防が実験を公開し、注意を呼びかけました。
■入澤芽生記者
「バスタオルをかけてから4分半。ストーブ全体に火が上がりました。」
冬の住宅火災の原因としてもっとも多いのが『ストーブ』。2024年の1年間に県内で発生した187件の住宅火災のうち、30件がストーブが出火原因の火災で3人が死亡しています。
26日、新潟市消防局がストーブによる火災の実験を公開。
研修として、火災調査に関わる消防隊員が実験を見学しました。ストーブに衣類などがかぶさることことが原因として多いストーブ火災。
■入澤芽生記者
「近くに干してあった洗濯物がストーブの上に覆いかぶさったという想定です。」
すぐに白い煙が上がり始めました。
■入澤芽生記者
「3分が経過しました。鼻がツンとするような焦げ臭い匂い漂っています。火が出ました、バスタオルをかけてから4分半。バスタオルとストーブ全体に火が上がりました。」
■新潟市消防局予防課火災調査係 佐藤幸栄係長
「電気ストーブなどは就寝中に使っていて、布団を動かした際にストーブに触れて火災になる。ストーブの周りには、燃えやすいものを置かないことが必要になります。」
また、『灯油の交換時』にも注意が必要です。
■入澤芽生記者
「灯油の交換の際に、ストーブに灯油が数滴かかっただけで火が上がりました。」
消防は、「ストーブを消してから灯油交換をしてほしい」と呼びかけています。