2025.12.013日夜から「警報級の大雪」の可能性に注意【気象予報士が解説|新潟】
4日(木)午前9時・寒気の予想(上空1500m付近)
12月1日(月)は急な雨のところもありましたが、所々で日差しが届き季節が逆戻りしたような暖かさとなりました。
最高気温は、新潟市中央区で20.5℃と10月中旬並みになりました。また、長岡市でも20℃を超えて観測開始以来、12月としてはもっとも高い気温を更新しました。
さて、2日(火)は各地で傘が必要になりそうです。
◆2日(火)午前9時の予想天気図
日本海の低気圧からのびる前線が南下をしてきて、夜には県内付近を通過するでしょう。このため、天気が下り坂傾向で次第に雨雲がかかりそうです。
◆2日(火)の天気の移り変わり
朝6時は雲が広がりやすいものの、所々で晴れ間があるでしょう。昼ごろまでは広く晴れますが、午後は雲に覆われて早いところでは夕方ごろからにわか雨があるでしょう。
そして、夜は次第に雨の範囲が広がり、遅い時間には本降りのところがありそうです。夜は雷雨になるところもありますので、急な強い雨や落雷などにも注意ください。
そして、2日(火)の雨のあとは『強い寒気』が入ってきそうです。
◆4日(木)午前9時・寒気の予想(上空1500m付近)
平地で雪が降る目安になる寒気が本州付近をすっぽりと覆う見込みで、県内付近にはそれ以上の〝真冬並みの強い寒気〟が流れこんでくるでしょう。
このため、県内では4日(木)は平地も含めて広く雪が降り、強い風を伴い吹雪くところもありそうです。
また、山沿いでは3日(水)夜から雪の降り方が強まる見通しで、4日(木)にかけて【警報級の大雪】になる恐れがあります。
11月18日にまとまった雪が積もりましたが、それ以上に多くの雪が積もる可能性があります。今回は、平地でも雪の積もるところがありそうですから、交通への影響など十分な注意・警戒が必要です。