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2025.12.05知事発言めぐり野党が追及「県議会で信を問う」「存在をかける」【新潟】

知事発言めぐり野党が追及「県議会で信を問う」「存在をかける」【新潟】
野党側が厳しく追求
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、県議会での論戦が激しさを増しています。5日の一般質問では、知事が述べてきた「存在をかける」という意味について、野党側が厳しく追求しました。

知事が「信を問う」場に選んだ12月県議会。
原発の安全対策などの広報費用など約3100万円の補正予算案を提出し、可決すれば「信任を得た」とする理屈です。単独過半数を占める自民党が知事に賛同する姿勢を示しているため補正予算案が可決、つまり知事が信任されることは確実な見通しとなっています。

■花角英世知事
「信という言葉を使えば、それは信任・不信任、存在をかけるということ。」

すでに結果がみえている県議会で、「存在をかける」ことになるのでしょうか。
野党系会派が厳しく追及します。

■未来にいがた 牧田正樹県議
「県民に信を問うことと、県議会に判断を仰ぐことの整合性をどう説明するのか。県議会に信を問うなんてことは、県民をだまし裏切ることにならないか。」

■リベラル新潟 大平一貴県議
「再稼働への反対者は県民投票、賛成者は県議会で決めることを望んでいるように感じる。」

知事は-

■花角英世知事
「信を問うという言葉は多義的に使われるが、私は柏崎刈羽原発の再稼働に対する単なる賛否ではなく、私自身の存在をかける意味において信を問うと言ってきた。できるだけ分断を招くことなく熟議の上で判断を仰ぎたいと考えたので、県民の代表である県議会に信を問うことを最善の方法として選択した。」

4日と同様の答弁を繰り返し、議論は平行線のまま・・・。


一方の自民党。
知事が再稼働を了承する上で「安全対策など7項目を国が確約する」としたことについて確認しました。

■自民党 小山大志県議
「仮に確約が守られず避難路・除排雪体制・屋内退避施設などの整備が想定より進まない事態が生じた場合、知事は今回の判断を見直す可能性があるのか。」

■花角英世知事
「7項目への対応については明確化するため文章などで回答をもらえるように求めるとともに、実施状況について定期的に県と共有するよう国に求める。」

こう述べるにとどめました。
今後は、県議会がどのような手段で知事に『信任・不信任』を与えるのかが焦点です。22日の採決に向けて論戦が続きます。
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