2025.12.08【フィギュア・GPファイナル】中井亜美が銀メダルを獲得「本当に幸せ」憧れの浅田真央さんの前で見せた堂々の演技【新潟】
『全日本フィギュア』は19日(金)に女子ショート・21日(日)に女子フリーが行われる予定
フィギュアスケート世界最高峰の大会『グランプリファイナル』で、新潟市出身の中井亜美選手が銀メダルを獲得しました。2026年開催されるミラノ・コルティナオリンピックの代表に大きく前進です。
グランプリシリーズ上位6人のみが出場できる世界最高峰の大会『グランプリファイナル』。
その舞台に立ったのが-
新潟市出身の17歳・中井亜美。シニアデビュー戦となるフランス大会で優勝するなど、一気にファイナルの大舞台まで駆け上がってきました。ただ同じ舞台で争うのは、日本のエース坂本花織や2024年の女王アンバー・グレンなど実力者ぞろい。
そのなかで迎えたショートプログラム。
中井の代名詞「トリプルアクセル」は失敗。それでも自分らしく笑顔で。ミスはあったものの、その後はしっかりとまとめた中井。ショート終了時点で全体3位につけます。
■中井亜美選手
「トリプルアクセルが一番の武器なのでそこは絶対に決めたいし、他のジャンプも決めて(フリーは)最高の演技で終わりたい。」
迎えた勝負のフリー。
直前の6分間練習。そのとき会場に映されたのが、中井がフィギュアを始めたきっかけとなった浅田真央さんの姿。
■中庭コーチ
「真央ちゃん見てるよ。」
■中井亜美選手
「真央ちゃんのために頑張るくらい頑張る。」
果敢に挑んだ4分間。憧れの浅田真央さんの前で見せた堂々の演技。
■実況
「トータルは220.89、坂本花織を上回った!現在トップ!これで初めてのグランプリファイナルメダルは確定!」
初めてのグランプリファイナルで見事〝銀メダル〟獲得。日本人最上位でミラノ・コルティナオリンピックの出場へ大きく前進しました。
■中井亜美選手
「本当に予想をめちゃくちゃ超えてまさか表彰台にも乗れると思っていなかったし、2位という順位をいただけて本当にびっくりだし、本当に幸せ。しっかり結果を残せているのは次につながると思いますし、オリンピックに行きたいと言ってもいいんじゃないかなと思っている。」
ただ、メダルよりもなによりも憧れ続けた人の前で自分らしく滑れたことがこれ以上ない喜びに変わっていました。
■中井亜美選手
「(Q.真央ちゃんが見ていた)そうなんですよ!6分間練習で真央ちゃんが見ているって言って本当にうれしくて、真央ちゃんが見ているから頑張ろうって思っていた。それくらいうれしかった。(Q.トリプルアクセル良かったね)真央ちゃんの前で跳べるなんて思っていなかったので夢みたい。本当に良い経験だったし自分の自信にも変わると思うので、しっかり調整して次はもっと楽しめるように頑張りたい。」
そして、運命のミラノ・コルティナオリンピック最終選考となる『全日本フィギュア』は2週間後に行われます。19日(金)に女子ショート・21日(日)に女子フリーが行われる予定です。